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139億円の補正予算案に迫る!(上)

今日は、来週火曜日から開催される第2回臨時市議会の
補正予算案の説明が市役所の担当課長からありました。
私は、経済委員会に所属予定なので、所管分野は
経済局と観光文化局になります。
まず、経済局の補正事業は、総額約139億円。
大震災による、札幌市内への経済被害を食い止めるために
必要な事業が提案されました。
概要は下記の通りです。
1.避難企業向け仮オフィス提供事業補助(800万円)
2.緊急海外プロモーション(700万円)
3.東日本大震災復興支援資金貸付(139億円)
1.については、被災地や首都圏から避難を検討している
企業に対して、市が所有する、厚別区もみじ台の「札幌市
エレクトロニクスセンター」を6ヶ月間無償で貸与する、
という計画です。
20坪から40坪の大きさの部屋が5室あるそうです。
もみじ台は、札幌市郊外の緑豊かな環境の中にあり、
「札幌市エレクトロニクスセンター」には無停電装置や
セキュリティ、大型サーバーなどが整備されています。
企業経営者の皆様、6ヶ月間無償ですから、とりあえず
夏の間だけでも避暑をかねて、札幌に事務所機能を
移転されてはいかがでしょうか。
早いもの順だそうですので、お問い合わせはお早めに。
2.については、震災後、札幌市の特産品が国外への
輸出にあたり通関が困難になっているそうです。
理事者の説明を聞いて私も初めて知ったのですが、
たとえば、札幌のお菓子は海外にも相当輸出されて
いて、一社で数億円も売り上げているところがある
そうです。
これが海外での港で、ほぼストップしているという
ことなので、風評被害の事態は深刻です。
こういった、風評被害を克服するため、映像制作や
youtubeやfacefookでの情報発信、中国・台湾等の
有名ブロガーさんなどにもご協力をいただき、
安全な札幌を訴求していく計画です。
3.については、大震災の直接・間接被害で資金繰り
に苦しむ企業に対して、有利な融資制度を設ける、
というものです。
139億円という予算額に驚くのですが、実際は
北海道信用保証協会の保証付転貸融資のため、
直接的に札幌市から支出される資金は、同協会
への保証料補助の2億8千3百万円になります。
これが実際に、中小零細企業にとって使い勝手の
良い融資制度になるのかどうか、担当課長に
何度も質問したのですが、残念ながら歯切れの
良い説明がありませんでした。
上記3点については、18日の経済委員会で質問
対象とする予定です。
ブログ読者の皆様で賛成、反対、ご質問、ご意見
などありましたら、ぜひお知らせください。
長くなりましたので、観光文化局の予算案について
は明日のブログで掲載いたします。

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