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ヒロシマ・ナガサキ原爆展を見て

議会が休会中のこの時期、市議会は閑散としています。
今日、議会の事務室に書類を取りに行ったら、市役所ロビーで、
「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」が開かれていました。
原爆被害のパネルや、広島市からお借りした被ばくの実物資料
などが展示されていました。
普段はこの手の展示は、なんとなく左翼系の運動のイメージが
あって敬遠していた私ですが、原発のこともあり、今日はひとつ
ひとつ展示をじっくり見ていたら、本当に胸が詰まる思いでした。
今日の展示は私は初めて見たのですが、札幌市は平和の
尊さを未来へ語り継ぐ運動として、毎年この時期に展示を
開催しているそうです。
原爆を投下したのは、いまは本邦の同盟国であるアメリカ。
そのアメリカに日本は原爆を落とされて多くの命を失いました。
戦後、アメリカは何の反省もないまま、日本国内に多数の
核兵器を持ち込んでいて、政府はこれを許しています。
そしてそのアメリカの核兵器に対抗するため、中国、ロシア、
北朝鮮等の近隣諸国が、核を搭載したミサイルの照準を
わが国に向けています。
我が国は昭和20年の終戦後、どこの国の領土も領海も領空も
侵したことはありません。
その一方で、我が国の領土、領海、領空がこれらの諸国からは
当然のように侵されているという厳しい現状があります。
自衛隊は平和憲法下の現行法制では侵略になす術なし。
こと北朝鮮からは、多くの日本人が不法に拉致監禁されたまま、
民主党政権はまるで無関心、という全く救いがたい状況です。
この時期になると「平和の尊さ」という言葉をよく耳にしますが、
平和は放っておいて勝手に保たれるものではないと思います。
世界中が限りある食料やエネルギー資源を奪い合っているなか、
丸腰でただ「平和」を念仏のように唱えるだけでは、国民の生命
を守れないことは歴史が証明しています。
今日の展示を見て、原爆を投下したアメリカの残酷さにつくづく
怒りと悲しみを覚えました。
そしていま、我が国の平和を守るために日夜努力している方々
への感謝の気持ちを忘れてはならないと改めて感じました。
原爆展は8月16日(火曜日)までの開催です。
(土日は除く)

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