「サッポロ・シティ・ジャズ実行委員会」が平成22年中の法人税申告漏れで国税庁に無申告加算税を課せられていたことが、3月21日に開かれた予算特別委員会の私の議会質問で分かりました。

法人市民税などの札幌市税や北海道税もきちんと納めていなかったということです。

実行委員会には札幌市が補助金1200万円を出しています。
私は実行委員会が作成した決算書を眺めていて、不審な点に気付きました。
関係者への取材によると、実行委員会形式でこのイベントが始まった平成19年から21年まで3年間、

イベント開催で多額の収益を上げていたにもかかわらず、委員会は税務申告をしていませんでした。

平成22年に初めて経理事務を請け負った会計事務所の指摘で発覚したそうです。
税理士の指導でしぶしぶ税務署に相談したところ、結果的に無申告加算税を課せられました。
税金の不申告には重い罰があり、見つかった場合に5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金が
課せられるほどの重大な犯罪です。
しかし札幌市はこの事実を平成22年中に把握しておきながら、いままで非公表で隠していました。
シティジャズ実行委員会の不正に対する私の議会での指摘に対して札幌市幹部は、
 「未納税金額は、すでに一括で納付した」
 「本市のイベントとしては模範的なものと考えている」

と答弁しました。

税金はチョロまかしても、バレてから払えばよいものだったのでしょうか?
市民の税金で補助金を受ける立場で「模範的」とは、まさに納税者を愚弄した答弁です。

私は「大事件だ!」と思って議会で取り上げたのですが、新聞でもなにも報道されませんでした。
ひょっとしたらこれくらいの脱税は許される範囲なのでしょうか?
ご存じの方いらっしゃったら、教えてください。
ところでこの「サッポロシティ・ジャズ実行委員会」の委員長は、3セク・札幌市芸術文化財団の

副理事長(つまり札幌市職員の天下り)、そして副委員長は札幌市観光文化局長です。
事務局は札幌市芸術文化財団のなかに置かれています。

札幌市が全面的に関与する団体です。
札幌市民の税金で生計を立てている人たちが、補助金をもらって利益を上げておきながら、
市民の見えないところで税金ゴマカシとは、なかなか良い度胸です。
じっくりと決算書を眺めると、旅費とか食糧費とか経費も使いたい放題です。

他人のカネだからできることでしょう。

議会のチェックもこれまでまったく無かったようです。
このイベント開催には大勢の市民ボランティアが手伝っていることを私も知っていますが、
やりきれない思いでこの決算書を見つめました。
「実行委員会」という、責任の不明確な組織は札幌市には他にもいっぱいあります。
一つ一つ、点検しなければいけません。