全国で通学中の児童が乗用車にはねられ死傷する悲惨な事故が相次いでいます。
無免許や乱暴な運転が事故の直接的原因ですが、ガードレールや歩道が整備されて
いたら事故は防げた可能性があります。
警察庁の調べによると、昨年の全国の交通事故の死者数は4611人。
死者数は年々減少傾向というものの、これだけ多くの方が交通事故にあって亡くなって
いるというのは本当に悲しい現実です。
最近は「コンクリートから人へ」といって、道路や防災施設などの社会資本整備を軽視
する動きが見られます。
しかし、交通事故を抑止する安全な道路はまだまだ充分に整っていないことがこの
死者数から明らかです。
(札幌市の平成22年度の交通事故死者数は36人です)
幸いにもいまは不景気で歴史的な低金利で、長期的な視点で設備投資を行うにはこれ
ほどの好機はありません。
市債を発行してでも社会資本整備のための充分な予算を確保し、子どももお年寄りも
安心して歩行できる生活道路の整備に札幌市は積極的に取り組むべきだと思います。
これは建設業を通じた景気対策として雇用の拡大につながるうえに、災害対策、渋滞
対策など複合的な経済効果が期待できます。
そのためには、安全確保という観点から本当に必要な道路整備はどれなのか。
やみくもに道路を作るのではなく、優先順位を充分吟味することが必要であることは
言うまでもありません。