6月の代表質問の報告第4弾です。
ご報告が飛び飛びで申し訳ありません。
今回は丘珠空港の再生策についての質問を取り上げます。
丘珠空港は滑走路が1500メートルと短く、ジェット機の就航も認めていません。
かつては札幌の空の玄関口として丘珠-東京便もありましたが、時代の変化に順応
できず、現時点で就航している定期航空会社はHAC1社になってしまいました。
そのHACは低搭乗率に悩み、この春ついに事実上の経営破綻に陥りました。
札幌市が出資する空港ビルへの賃貸料支払も滞っています。
筆頭株主の北海道がHACへさらに追い貸しを続ける方針のようですが、役人には
航空会社の経営ができないことは、10年前のAIRDOの例でも明らかです。
札幌市民の貴重な財産である丘珠空港を「お荷物」から「お宝」に変えるために
みんなで知恵を出し合って空港を再生させなければなりません。
そのために、私は議会で上田市長に
「国産ジェット機MRJのテストフライトを誘致してはどうでしょうか?」
と尋ねました。
「MRJ」というのは三菱航空機が開発中の最新型ジェット機です。
いよいよ来年秋にはテストフライトが始まります。
丘珠空港は滑走路が短いため、通常のジェット機は離着陸ができませんが、MRJは
日本国内向けに設計されていて、いまの丘珠空港でも技術的には就航可能です。
これまで「丘珠空港はジェット機は就航しない」という不文律があるのですが、
技術革新とともにそのルールの見直しが必要ではないでしょうか。
航空会社として安全上は滑走路延長が望ましいことは言うまでもありませんが、
費用と年月もかかることであり、来年秋までにすぐ答えは出ません。
ひとまずは現状でテストフライトを受け入れてはどうか、というのが私の提案です。
就航の安全性が確認できれば、定期便の誘致にもつながります。
しかしこれに対して上田市長は、
 「丘珠空港周辺住民との合意を踏まえて、慎重に検討する必要がある」
との後ろ向きな答弁でした。
最近航空業界はLCCが大人気で、千歳空港にはピーチやエアアジアとか、新しい
航空会社が続々就航しています。
東京まで100円、などという激安運賃まで飛び出しています。
LCCという航空業界の黒船がすぐそこまで来ているのに、そして肝心頼みのHACが
もう息絶え絶えだ、というのに札幌市はいまだに「慎重に検討する」などとのんびり
窓の外を眺めているだけでよいのでしょうか。
私はこれ以外にも、
 「空港ビルと駐車場を一体経営化」
 「空港の運用時間を延長」
なども具体的な提案もしましたが、いずれにも上田市長からは
 「関係者の意見を聞きながら、幅広い観点から検討する必要がある」
との答弁が返ってきました。
お役人は検討だけしていればお給料がもらえるのですから、本当によい商売だと
思います。
民間会社ならとっくに潰れています。
社会の変化に合わせて人も組織も変わらなければ生き残れないのです。
巨大化した組織で「何もしない」というのは現代の最大のリスクです。
これからの札幌市役所は、「まずやってみる」というチャレンジ精神あふれる市政に
変わっていかなければならないと私は思います。