今日は月に一度の教育委員会の開催日でした。
だいたい毎月、学校職員の不祥事の処分の発表が何件かあるのですが、
今月は珍しく不祥事はありませんでした。
その代わり今日は、教員の不祥事を防止するために、札幌市として初めて、
「学校職員の懲戒処分の指針を決める議案を審議する」ということで委員会の
会議の傍聴に出かけました。
私が教職員の不祥事に関心を持ち始めたのは、ちょうど一年前のことです。
市内の中学校教師がホームセンターで万引きする、という事件が発生したのが
きっかけです。
その教員に下された人事上の処分は「休職」、ととても軽いものでした。
ちょうど夏休み期間中だったので、夏休みを兼ねた休職を終えたら、その教師は
二学期からそのまま学校に復帰。
校長によると、その万引き教師は教頭試験を受験中で、「ストレスがかかりすぎて
いたのかもしれない」などと話していました。
(※ストレスは万引きの言い訳にはなりません)
「子ども達の範たる教師がこれで良いのか」と疑問に思い、さらに調べてみると
実は教員の不祥事は非常に件数が多く、日常茶飯事であることが分かりました。
「これでは良くない」と思い、教職員の不祥事対策について教育委員会事務局と
協議する中で、札幌市には教員が不祥事を起こしたときの処分の規定が無い、
という驚きの事実も判明しました。
北海道教委には、「窃盗は免職」「スピード違反50キロ以上は停職」などという
明確な基準があるのですが、札幌市の場合、そういう規定がありません。
私は、
「北海道教委を見習って、しっかりとした処分規定を作るべき」
と強く要請してきましたが、ようやく今日、札幌市にもこの規定が設けられることに
なったのです。
その概要はこちらです。
shobun2012.jpg
不祥事を例に挙げて、免職(=解雇)から戒告まで類別しています。
この基準を北海道教育委員会の基準と比べると面白い違いが分かりました。
たとえば、窃盗は北海道の基準では免職なのに対して、札幌市では停職です。
酒酔い運転は、北海道は免職なのに、札幌市では免職または停職、といった
具合で、それぞれ札幌市の懲戒の基準は北海道より少し緩いのです。
今日の教育委員会の審議を傍聴する限り、はこのような本質的な議論は無く、
「表現が分かりにくい」とか「3番と5番は一緒にしたら」などと枝葉のやりとり
ばかりだったのが残念でした。
いずれにしても、教育委員会が学校職員の不祥事防止に一歩踏み出したことは
前向きに受け止めたいと思います。
この新基準が適用されるのは8月1日から。
子どもたちの学舎で規律正しい学校経営が行われるよう、議員としてしっかり注目
していくつもりです。