今日は決算特別委員会で、都市局の事業を審議しました。
私は、札幌駅北口8・1地区再開発の現状と、財団法人札幌住宅管理公社の
工事入札の問題を取り上げました。
1.「札幌駅北口8・1地区再開発」
「札幌駅北口8・1地区再開発」というのは、JR札幌駅の北側約300Mに立地した
地区に超高層ビルを建てる計画です。
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                        (資料出所:市街地再開発準備組合)
先日取り上げた「北1・西1再開発」は札幌市が中心になって開発を進めている
超高層ビルですが、こちらの「北8・西1」は純粋に民間だけで進めている計画です。
札幌市は再開発計画づくりのお手伝いに調査費を支出しています。
N8W1-11.jpg
現段階ではまだイメージ図で、この通りに計画が固まっているわけではありませんが、
逆に設計段階だからこそ、地元市民の声を聞く必要があると思います。
具体的な問題としては、この超高層ビルのすぐ隣に小学校があります。
マンションと商業施設が入るということで、人・車の流れも大きく変わると思いますが、
上の図で見ると、小学校側に駐車場の出入り口が設けられています。
「通学児童の安全確保のためには、この計画で良いのか」、と都市局に尋ねたところ、
理事者側からは、「計画図にある北側と併せて、西側の西2丁目通りに駐車場出入り口
を設けることも検討している」との答弁がありました。
また、ここは創世川通り(石狩街道)を挟んで、北区と東区の境目になっているのですが、
創世川通りで人の流れがプツンと途絶えているのが現状です。
いま創世川通りに掛かっている歩道橋は、足の不自由な方や自転車には大変不便で、
むしろ歩道橋は撤去して、歩行者が安心して渡れる広くてゆったりした横断歩道を設ける
ことで、東西の人の流れが生まれる可能性があります。
この点を札幌市に尋ねたところ、「特に考えたことはない」との答弁。
現段階では、この計画自体が市民にあまり知られていませんので、特に地元市民に
計画を丁寧に説明して、さまざまな意見を把握することを都市局に要望しました。


2.財団法人札幌住宅管理公社の工事入札
札幌市はいろいろな施設・建物の修繕工事の一部を、財団法人札幌住宅管理公社に
代行で委託しています(簡単に言うと丸投げ)。
札幌市が直で発注する工事は、原則として一般競争入札で事業者を公募しているのですが、
財団法人札幌住宅管理公社が受けた修繕の工事は財団独自のルールで業務を発注
しています。
今日の決算特別委員会で尋ねたところ、本来は財団も一般競争入札を実施すべきなのに
すべて指名競争入札で済ませていていることが判明しました。
さらに驚きなのが、「なぜ一般競争入札を実施していないのか」と尋ねたところ、札幌市は
答弁できず、その実態を把握していないことが判明しました。
財団が指名した業者しか入札に参加できない指名競争入札より、だれでも入札に参加できる
一般競争入札の方が、公平性が高く談合の防止になります。
このため、札幌市のルールに準じて財団も一般競争入札を導入するよう提案したところ、
「今年度中に検討を行い、今後は一般競争入札を導入させる方針」と答弁がありました。
また、入札の結果は札幌市はインターネットで公開していますが、同じように財団も情報
公開を行うよう要請しました。
「検討する」というのは、役所では検討するだけでなにもしない場合が良くあります。
今日の議論の結果は、一年後の委員会でも再度取り上げて、改善の状況を見守りたいと
思っています。