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全国学力テスト全校参加へ(札幌市教委)

学校教育、イジメ・体罰

今日もまた激しい雪でした。
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25日ということもあって、市内はとてつもない渋滞でした。
雪山も日に日に高くなって、大人の背丈より高いところもあります。
交通対策のために、年内にも排雪が必要です。
さて札幌市教育委員会は、平成25年度に全国学力テストに市内の公立校が全校で
参加することを決定しました。
かつて、札幌市の上田文雄市長は記者会見で、
「全国で何番目だったかを比較することに、どれだけの意味があるのか。」
「競争になってしまい、弊害が大きい」
と述べ、全国学力テストへの全校参加をかたくなに拒んでいました。
北海道では札幌市以外のすべての市町村が全国学力テストに参加しています。
札幌市だけがずっと全国学力テストへの全校参加を拒んでいたのは、北教組が全国
学力テストに反対していることが影響しているようです。
「それなのに突然に全校参加決定とは、いったいどういう風の吹き回しか?」
と思い今日札幌市教委に尋ねてみたところ、文部科学省の方針で来年度分からは
「全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)」を実施するべしとの通達があり、
全国統一で「きめ細かい調査」=「全校参加」を義務付けられたそうです。
札幌市には全校参加を拒む選択肢はありませんでした。
文部科学省Good Jobです。
平成25年度のテストは、全国で一斉に4月24日(水)に実施されます。
全国学力テストは「学校環境改善を通じて生徒に必要な基礎学力を身につけさせる」
ことが目的とされていて、その名の通り全国共通の基準で実施するものです。
この考え方からすると、特定の街だけ市長の独断で参加する、しないを決める性格の
ものではないと思います。
よく「地方分権」といいますが、国防や警察、消防、教育などは国として一律の基準が
必要です。
なんでもかんでも地方に任せればよいという考え方は時には過ちにつながることもある
というひとつの例なのかもしれません。

コメント

  1. 3年連続いじめ自殺出しながら未だに文科省の通達に従い児童向け、保護者向けに「いじめの定義」を示さないのはなぜなんでしょうか?非行犯罪が増えると弁護士が儲かる世の中にしたなんて勘ぐりたくなります。そういえばその昔、某市長が生活保護申請の斡旋弁護士に15万円払うという話もありましたね。