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「MA」「Z」「MPC」「F」…???

学校教育、イジメ・体罰

早速ですが、問題です。
「MA」「Z」「MPC」「F」 これらの略号はいったいどういう意味でしょうか?
(ヒント:人間の性格を表す記号です)


答:札幌市のとある中学校で生徒にレッテルとして貼っていた略号です。


「MA」とは「反社会大」、「Z」とは「障害系」、「MPC」とは「クレーム系」、「F」とは「不登校」を
指す略号だそうです。
アルファベットはなにかの略なのでしょうか、尋ねてみると、
「MA」の由来は「Mondaiji Aランク」、「Z」の由来は不明、「MPC」とは「Monster Parent
Children」、「F」は「Futoko」の略なんだそうです。
いくらなんでもひどすぎます。
無限大の可能性を持ち、大切な日本の未来を託すべき中学生に、いったい誰がこんなひどい
分類をしたのでしょう。
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この表がその実物。
学校で配られたプリントの中に混じっていたそうです。
黒く塗られた部分には生徒の名前が記されていました。
当然、受け取った生徒は自分がどれに当てはまるか、確認したはずです。
「MA」と認定された生徒は、「反社会大」です。
「反社会」というのは、日本語ではふつう「反社会組織」=暴力団を意味します。
「反社会大」とは、暴力団の大?
中学生が暴力団?
それでは「超低学力」とは・・・?
「MPH保護者対応注意」とは・・・?
疑問が尽きることがありません。
なぜこんな表を作ったかというと、新年度のクラス分けをする際に問題児を公平に
分担するために先生同士が話し合って作った表なんだそうです。
人間は物ではありません。
それぞれ豊かな個性を持っています。
その個性を「問題児」「クレーム系」などと自分たちの都合の良いようにレッテルを
貼っていたのが、よりによって学校の先生だったとは・・・。
あまりに無残な心の体罰に、私は怒り嘆きを通り越して悲しみが止まりませんでした。
今日札幌市議会では臨時文教委員会が開かれ、この問題が取り上げられました。
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「こんなひどいことを考える先生はクビ」あるいは「教員免許をはく奪すべき」と思い、
私は責任問題を追及しましたが、教育委員会はいつものように他人事のような
答弁で、のらりくらりと交わし続けました。
肝心カナメの山中教育委員長は「所用」を理由に今日の委員会を欠席。
4月から教育長に昇格予定の教育次長は委員会中ずっと目を閉じていて、私が
指名してからようやく目を開ける始末。
まったく倫理感のかけらもない集団が、札幌市教育委員会です。
下村博文・文部科学相は昨日の記者会見で
「大変遺憾。札幌市教委の報告を聞いた上で文科省として指導していく」と話した
そうですが、ぜひとも札幌市教委に厳しい指導をお願いしたいです。
さて、おとといの記事で、札幌市の小学生低学年の3割がいじめられている深刻な
問題を記したばかりですが、学校の先生自ら生徒を差別し、こんなレッテルを陰で
貼っていることを考えると、札幌市のイジメの最大の原因は先生なのではないかと
考えざるを得ません。
それにしても「低学力」を通り越した「超低学力」とは、いったいだれのことなのか・・・?
それは、こんな問題を引き起こした当該教員達のことを指すのではないでしょうか。
はっきり申しまして、この教員たちはもう一回小学一年生からやり直すべきだと
私は思います。
「天網恢恢疎にして漏らさず」という昔のことばがあります。
「悪事を行えば必ず捕らえられ、天が罰を与える」という意味ですが、こんな資料が
流出したのは、天がしっかり見ていることの証なのかもしれません。

コメント

  1. 担任が3月誕生日をむかえるのと、一年間の感謝を色紙に残し、プレゼントしようと、一か月前から生徒らで計画。
    作成最中に、この事件が発覚し、生徒たちは困惑、怒り、こんなもの渡さない!!
    と一度作成はストップ。
    ところが始業式前日。生徒は、みな感謝の気持ちを書いた色紙を担任に渡した。
    でもお世話になったもんね、いいクラスだったよね!と。
    そんな生徒たち。
    担任はまさかのサプライズで、涙がでたそうです。
    さぞかし学校が荒れているのだろうだの、いまのガキは仕方ないだの
    言う方もいますが、
    現実は、まったく違い、きちんとしている生徒たちばかりです、
    学校の生徒たちをみればわかります。あんなに真面目な子達。明るく優しい子達。
    本当に、、このような言葉で分類されるような子達ではありません。
    悪い面だけをよく観察できるのは、あっぱれです。、
    よく、悪い面だけ探せたなと、ある意味関心です。
    正直、教師、というより、人間性の問題でしょう。
    おかしいと思いながらも、組織で働く以上、逆らえず
    なかには、悲しみで涙を流している教師、この教育現場に葛藤している教師、
    もいるのも事実。
    生徒に、感謝され、教師は教師でよかったと働ける。
    生徒は、誰が悪くて、何がよいのか、
    わかっているので。平常心で学校へ行っています。
    大人が思うより、大人です。
    札幌の子供達を、明るく元気な大人になれますよう、
    ご尽力お願いいたします。

  2. 2月20日代表質問に対しての北原教育長の答弁で
    「国の指針に従うかの質問については国が法令に基づいて示してくれれば従うが
    そうでないものについては教育委員会として主体的に、教育委員会議あるいは教育委員会事務局が判断して実施していく」述べています。
    つまり
    本日の札教委の態度は「法令にはないことは札幌独自でやっていきますよ」とここでも表現していると思います。下村大臣が「文科省として指導していく」と述べられていますが一筋縄ではいかなく、市民は当分見守らなければならないですね。