7月20日の参議院選挙の結果は当初の予想通りに自民党・公明党の圧勝で終わり、
「決められない政治」と揶揄された衆議院と参議院のねじれ現象も一挙解決する
ことになりました。
下の表は過去3回の国政選挙における札幌市内の各党得票状況を要約したものです。
札幌市内の各党の得票を分析すると、昨年末の衆議院選挙と比較しても
・民主党がさらに衰退(約13万票←16万)
・日本維新の会は半減(約7万票←14万)
・みんなの党は横ばい(約7万←7万票)
一方で「確かな野党」こと共産党が半年前の約7万から10万票と着実に票を伸ばして
いることが注目されます。
表:札幌市内の国政政党得票状況の推移 (単位:万票)

  H25参議選 H24衆議選 H22参議選
自由民主党 24 21 18
 民主党  13 16 38
 公明党 12 10  12
 日本共産党  10 7  7
 新党大地  9  10  (なし)
 みんなの党  7  6 11
 日本維新の会  7  14  (なし)

(出所:北海道選管資料より金子作成。千票以下は四捨五入)
国政選挙は3年後のダブル戦とも言われる参議院選挙までお預けで、次に札幌市内で
行われる選挙は平成27年春の統一地方選になります。
現在の札幌市議会は自民24議席、民主23議席と勢力がほぼ拮抗していますが、この
ままでは民主党所属の議員は厳しい戦いが予想されます。
国政に連動して札幌市議会でも野党再編の動きが一気に加速する可能性もあります。
野党再編と言っても政党の看板が変わるだけでは現職議員が生き延びるだけですが、
真の国益を考えて既得権益に大胆に切り込める新たな政治勢力が生まれることを期待
したいと思います。
一方、札幌市議会も国と同様の「決められない政治」で議会改革はこの2年間ほとんど
進んでいません。
議員報酬や定数削減をはじめ、市役所の組織改革など課題は山積しているのに、
市議会は6月に閉会してから7月8月とずっと休止状態です。
「定例会は年4回だけ」という古いスタイルは止めにして、「いつでもすぐやる議会」へ
変えていかなければ市議会の存在価値が問われかねません。
市役所職員にとって、うるさい議員は休んでいてくれた方がありがたいのでしょうが、
議会がしっかりしないと市民不在の役人天国は増長するばかりです。