9月から決算議会が始まるため、今週は市役所職員との勉強会が開かれました。
その中で観光文化局から
「来年度よりさっぽろ雪まつりの大雪像が1減となり、5基の維持ができない」
「陸自から訓練時間確保のためと申し入れがあったため、やむなく了承した」
との驚きの報告がありました。
今日の北海道新聞でもこれは大きなニュースとして取り上げられていました。
毎年、さっぽろ雪まつりの大雪像は陸上自衛隊第18普通科連隊の無償協力で
作られています。
私たちを感動させる氷の芸術は氷点下の自衛官の汗の結晶です。
これが一つ減ることについて、札幌市は、「大雪像は数年先までスポンサーと
契約しているため、雪像が減ると困るのだ」と言います。
なにか、おかしな説明だと思われないでしょうか。
作品が減って市民や観光客が悲しむという理由ではなく、スポンサーと契約済み
だから止められては困る、というのです。
まるで自衛隊を雪像の制作業者扱いです。
本業を放り出して自衛官が真心を込めて作った作品を、お金に換えて計算して、
それを億目もなく発言してしまうところに札幌市観光の心の貧しさを感じます。
札幌市内には数多くの自衛隊の施設があり、大勢の自衛官が暮らしています。
ところが上田市長は大の自衛隊嫌いで、自衛隊の式典に市長として招かれながら、
いままで一度も出席したことがありません。
それどころか、かつて真駒内駐屯地でずっと親しまれていた雪まつりを廃止して、
市内の別の会場に持っていったり、危険な海外に派遣される自衛官への激励を
拒否して反対宣言するなど、公人としてふさわしくない言動を続けています。
こうして自衛隊との信頼関係を崩してきた結果が、今回の大雪像削減につながって
いるのではないでしょうか。
上田市長が私人として自衛隊に拒否感を持つのは自由ですが、札幌市長という
市民を代表する公的な立場にこれを持ち込んでもらっては困ります。
今年春の議会で私は上田市長にこのことを申し入れました。
常識的な組織人であれば誰でもわかることなのですが、いままで長く弁論を盾に
自分の意見を正当化してきた人には、残念ながら理解できないようでした。
常に独善ばかりではなく、時にはみんなの意見にも意見を傾ける人でなければ、
大きな組織のトップは務まらないと私は思います。
次回の市長選挙まであと1年半。
本当に札幌市民のために動いてくれる市長を望みたい気持ちで一杯です。