昨日(10月29日)、財政市民委員会が開かれ、札幌市公契約条例案について
2回目の審議が行われました。
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(緊迫する札幌市役所16階第1特別委員会室、傍聴席は満席で廊下にも市民があふれた)
大勢の傍聴客やテレビカメラも入る中、反対派、賛成派のそれぞれの会派が
熱のこもった討論を行いましたが、最終的に議案の採決が行われることになり、
財政市民委員会の総意として条例案は否決されました。
市長提案の議案が否決されたのは、私が議員になってから初めてのことです。
明日31日の本会議では全議員による公契約条例案の採決が行われます。
今日昼間に大通公園を通ったら、上田市長が大勢の報道陣を前に街頭演説を
行っていました。
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(大通公園と駅前通りの交差点で演説する上田市長。観客より報道陣の方が多かった)
私も立ち止まって聞いていたのですが、明日の本会議を目前に一発逆転へ一縷の
望みをかけた熱い演説を聞き、その姿勢には同じ政治家として共感する一方で、
演説内容にはいささかの疑問も浮かんできました。
上田市長がおっしゃるには、

「公契約条例に反対することは、『最低賃金で働かせる権利を認めろ』と
市民が容認すること以外のなにものでもない」

というのですが、これは違うと思います。
最低賃金はその名の通り最低の賃金であり、これで良いと思っている人は労働者
にも経営者にも誰もいないと思います。
厳しい経済環境の中で結果的にいま札幌市ではこうなっているのであり、いかにも
経営者が労働者を搾取しているかのごとき決めつけは誤っています。
市長は「市民が」と一見市民派を装っていますが、この条例案においては市長は
市民ではなく、公権力の代表者です。
残念ながら、市長は自らの立場をはき違えた演説のように私には聞こえました。
さて明日の本会議では、私の所属会派「市政改革みんなの会」は公契約条例案に
反対することを決めました。
詳しい反対理由は明日の本会議の討論で述べたいと思います。
これから反対討論の原稿を書きます。
明日の本会議は午後1時開会。
いつも通り、インターネット中継も予定されています。