定例会最終日の10月31日、ついに公契約条例の採決が行われました。
昨日は上田市長自らが声を枯らして大通公園で最後の訴えをしたほか、北海道新聞が
社説で札幌市公契約条例の制定を呼びかける大キャンペーンを展開。
傍聴席には大勢の市民やマスコミも詰めかけました。
午後1時から開かれた注目の本会議場では大会派から順に討論に立ち、私も会派の
「市政改革みんなの会」を代表して、条例案に反対の立場で討論を行いました。
しかし賛成派は市長与党の民主党、共産党、市民ネット以外に広がらず、結局、夕方
午後5時頃に市長提案は反対多数で否決されました。
市長提出議案が否決されたのは上田市長の今任期中では初めてのことです。
ところがその後、異常事態が発生。
民主党と市民ネットワーク、市政改革みんなの会の一部の議員が、議員提案として
新たな公契約条例案を提出しました。
昨日昼に初めて聞いた話であったうえ、よく見たら新条例案とは名ばかりで実態は
1年半前に市長が提出し、ついこのあいだ市長自らが取り下げた案とウリ二つで
あったことから、私は当然のごとく提出議員には加わりませんでした。
しかし、これをきっかけに廃案となったばかりの公契約条例の再浮上を探る動きが
一気に議会内に広がりました。
午後9時頃の本会議で、市政改革みんなの会の松浦議員が議員提案の趣旨説明を
行い審議継続を呼びかけましたが、その場で行われた本会議採決では僅差で否決。
議場ではテレビカメラの前で罵声や怒号が飛び交う大混乱の状態となりました。
その後、散発的に議会運営委員会や幹事長会議が開かれるも会派間協議は不調に
終り、深夜24時直前にようやく再開された本会議で会期を1日だけ延長し、結論を
翌1日に持ち越すこととなりました。
分かりやすく言うと、死に物狂いで退治した公契約条例が突如ガバっとよみがえり、
決死の覚悟でとどめを刺したのに、まだ首の皮一枚ブラさがっている状態です。
さて今日午後1時から開会予定の本会議では、議員提案の公契約条例案が改めて
採決される運びです。
現時点で上程されている条例案は、事業者に即時罰則を科す点で評判がさらに悪く、
上田市長が誤りを潔く認めて自ら取り下げたほどの悪法です。
なぜこれがゴミ箱から出てきて、いまごろ本会議の審議対象になっているのか、市民
にも分かりずらい展開です。
市民のための政策ではなく、数合わせの政争が繰り広げられています。
議会内の対立はピークに達しているうえ、賛否がギリギリのため万一突発的な事態が
発生すれば間違って可決される可能性もゼロではありません。
「市政改革みんなの会」会派としても公契約条例にそろって反対したにもかかわらず
直後に一部議員が一転賛成の立場で再提出するという理不尽な事態が起きた以上、
然るべき総括が必要です。
私自身は地域経済に深刻な影響を与える公契約条例には、今日も元気よく反対の
立場で臨む決意です。
なお今日の本会議では昨日積み残した、区選管委員選挙、意見書案の採決なども
行われます。