札幌市は「道内連携」のテーマソング制作を、RAM WIREに委託していることを昨日3月4日の
予算特別委員会で明らかにしました。
RAM WIRE」は千葉県を中心に活動し、ホリプロ、ソニー・ミュージックアソシエイトに所属する
3人組のミュージシャンです。
ユーズ(女性ボーカル)が北海道岩見沢市出身という点が札幌市との接点だそうです。
札幌市役所との制作委託契約は2月21日に行われ、契約金額は150万円。
テーマソングはいま製作中で曲名もまだ明らかではありませんが、今月末までに制作したCD
10枚が市役所に納品される予定です。

・「つながり」
・「支えあうこと」
・「絆」
・「みんながいて自分がいる」
・「ありがとう」

など、札幌市が来年度取り組む「道内連携」をコンセプトにした曲になるということです。
「道内連携」とは財政難の北海道に代わって、札幌市が北海道内の177市町村と直接交流を
深めて、北海道全体の活性化をリードしようという上田市長発案の企画です。
実際に上田市長以下、市幹部が北海道の各振興局や各市町村を挨拶に回っているそうです。
上田市長は札幌市政に飽きて北海道に目を転じ始めたのかもしれません。
今日の予算特別委員会で私は、

「道内連携のコンセプトは良いが、本来は市ではなく北海道が担うべき役割ではないか」
「二重行政の典型との批判にどう応えるか」
「札幌市の都市機能をPRすれば、かえって札幌への一極集中が進行する恐れはないか」

と質問しましたが、札幌市側は

「札幌市と道内市町村が基礎的自治体レベルで交流に取り組むことで、情報発信や
道産品の購買促進につなげることができる。」
「市民の批判には丁寧に事業の必要性を説明する」

などと答弁しました。
この「道内連携」を市民に説明するために、親しみやすいテーマソングを作成し、来年度予算
では新たに約700万円投じて、北海道内全域でラヂオを使ったキャンペーンを展開する計画
とのことです。
「いまどき、なぜラヂオ?」と質問したのですが、市役所の答弁によると、
・ラジオはタクシーやガソリンスタンドなどのリスナーが多く、口コミの広がりが期待できること
・全道どこでも受信できること
などがラジオをメディアとして選定した理由となったそうです。
テーマソング制作とラジオのキャンペーンを合わせて合計850万円の事業ですが、札幌市民の
暮らしにどう役に立つのかは残念ながらよく分かりませんでした。
ラジオを持っていない私のような者にはまったく届かない広報キャンペーンで、道内連携の歌を
聞いたからと言って、具体的に何かできるわけでもありません。
4月からの消費税増税で札幌市も税収が増えるため、財布のひもが緩んでいる気がします。
私自身がRAM WIREさんの曲を聞いたことがないので、イメージがわかず批判的になっている
面もあるのですが、無所属議員ひとりではこの事業を止める力はないのが実情です。
いま制作しているテーマソングがこの先、全国的な大ヒットとなって、いずれ札幌市のPRに
役立つことを祈るばかりです。