札幌市議会から私宛に一通の茶封筒が届きました。
futo.jpg
市議会の議案などの書類は普段、議会の自分の机に毎日どっさりと置かれます。
「市議会から、わざわざ郵送とはいったい何だろう?」と不思議に思って封筒を開いてみると、
高橋克朋議長からの手紙でした。


gichokara.jpg

議長からの手紙は、9月22日に議決した議員辞職決議の「決議文を送る」という内容でした。
わざわざご丁寧にありがとうございます。
あれからしばらく日が経ったので、実は議員辞職決議のことは完全に忘れていました。
そういえば、札幌市議会は決議文を必ず郵送で送るのです。
以前に北朝鮮の金正恩委員長に抗議したときも、アメリカのオバマ大統領に抗議したときも
こんな風に茶封筒に一枚入れて送っていたことを思い出しました。
ところが改めて議員辞職決議を読むと、とんでもないことが書いてあることに気付きました。

ketsugi922.jpg

決議文の真ん中のところに「アイヌ民族を日本の「先住民族」と認めた国会決議」と書いてあります。
いつからアイヌ民族は日本の先住民族になってしまったのでしょうか。
私の記憶が正しければ、我が国の歴史は神武天皇即位以来ずっと日本人の手によるもので、
アイヌの人々が歴史に登場するのはそのはるか後、鎌倉時代のはずです。
私は9月22日の本会議場で国会決議の誤りを指摘しましたが、さすがの国会決議もアイヌ民族を
日本の先住民族とは認定していなかったはずです。
改めて平成20年の国会決議を読むと、こう書いてあります。

アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議(平成20年6月6日)
(前文省略)
一 政府は、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」を踏まえ、アイヌの人々を日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族として認めること。
二 政府は、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が採択されたことを機に、同宣言における関連条項を参照しつつ、高いレベルで有識者の意見を聴きながら、これまでのアイヌ政策を更に推進し、総合的な施策の確立に取り組むこと。
右決議する。

とりわけ北海道に先住し」とあるように、「先住」はせいぜい北海道近辺を指すのであって、
「日本の先住民族」だとは国会決議のどこにも書いてありません。
決議はあきらかに事実をねじ曲げて書いてあります。
結果的に私は誤った根拠で非難と辞職勧告決議を受けたことになります。
この決議案を提出した民主党・共産党・公明党・市民ネット・改革・みんなの党の議員たちは
なんの恨みがあって、国会決議をねつ造してまで私を陥れようとするのでしょうか。
もしかすると悪意があってではなく、ただの間違いかもしれません。
私としては、単なる事務的な間違いであって欲しいと思います。
しかし、一回出してしまった決議はもう取り消すことができないのです。
従軍慰安婦に賠償を求める決議が札幌市議会で決議されたのは2年前の春のことですが、

朝日新聞社が誤報を認めても、一度出した決議は取り消すことができないのです。

札幌市議会が「アイヌ民族を日本の先住民族と認めた」の決議が、今後日本中に独り歩き
することがないよう願うばかりです。