今日から第4回定例市議会が始まりました。
記者席にテレビカメラが10社近く集まっていて、「いったい何だろう?」と思ったら、
札幌市の冬季オリンピック立候補発表がお目当てだったようです。
札幌市が五輪招致を表明…26年冬季 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
上田市長の声明発表の撮影が終わったら、私が登壇する前にカメラは去って行きました。

オバマ大統領に抗議する決議案

今定例会では約9億円の補正予算のほか、市電ループ化の工事費追加などが主な議題です。
定例会の初日では珍しく、今日は緊急決議案の採決が行われました。
下記のアメリカが行った核性能実験に抗議する決議案です。
植村隆氏を応援したり、オバマ大統領を攻撃したりと、札幌市議会は忙しい人たちです。

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アメリカへの抗議文は共産党が毎回熱心に提案して、私を除くすべての会派が賛成しています。
共産党のプロパガンダに、どういうわけか自民党まで相乗りしている構図です。

札幌市議会はアメリカが核実験を行うたびにいつも抗議文を送るようにしているのですが、
最近は残念ながら共産党の思惑通りに(?)アメリカは核実験を行ってくれません。
ごくたまに臨界前核実験を行うと、まるで鬼の首を取ったように抗議文を送っているのですが、
今回はそれでもなく、「核性能」実験です。

「核性能」実験とは?

そもそも、「核性能」実験とはなんでしょうか。
核実験とはいったいどう違うのでしょうか。

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(札幌市議会事務局まとめ)


核性能実験とは核実験場も爆薬も使わない、ただの科学実験です。
誰にも迷惑をかけていないし、これを禁止する決まりもありません。
言いがかりのようなもので、札幌市議会が抗議する理由がまったくないのです。
ネットで検索すればわかりますが、共産党の扇動で決議した地方議会のニュースばかりで、
アメリカ国内のサイトでは一切話題にもなっていません。

サンディア研究所を訪問してみた

昨年、私はこの核性能実験を行ったアメリカのサンディア研究所を訪問して、施設の中を
見学させてもらうことが出来ました。
その時の模様がサンディア研究所のニュースにも発表されています(下記)。

sandianews
(↑全文はこちらをクリック)


腰を折り曲げて私がのぞきこんでいるのは、プルトニウムを燃焼させる中心部です。
仮にも核実験施設なら軍事機密で、「私のような東洋の見学者は受け入れてくれないかも」と
当初は心配していたのですが、実際は大歓迎で施設の中心部まで案内してくれました。
プルトニウムは数グラム、50セントコイン位の小さな試薬を燃焼させるだけで、とても小規模な
実験施設との印象を受けました。
施設の隣にはバーガーキングがあって、どこにでもあるような普通の研究所です。
整理整頓が行き届いて清潔な建物には大勢の研究員が働いていました。

サンディア研究所は悪の拠点ではない

核兵器で大量殺人を行う悪の拠点ではないことを、私がこの目で確かめてきました。
このことは事前に各会派の幹事長にも伝えているのです。
現地の話も聞かず、報道だけ鵜呑みにしてオバマ大統領に抗議とはいかがなものか。
アメリカに安全保障を委ねている以上、アメリカの防衛力強化は日本の防衛と同じです。
私自身は決してアメリカべったりの立場ではありません。
安保条約を破棄して自主独立するならともかく、今こんな決議を送っても始まらないのです。
そもそも日本語の決議文は英訳して送らなければ、オバマ大統領が読めるはずもありません。
このことを今日、本会議場の演台に上って議員の皆さんに話したのですが、残念ながら今日も
66対1の圧倒的な賛成多数でが可決されてしまいました。
議場では共産党の議員さんたちがニンマリとしていました。
どういう理由か、反米主義の基調が強いようで、正論が通じない市議会です。

札幌市議会の常識は世間の非常識

サンディア研究所で去年、「札幌市議会はいつもこうなんです」とヨモヤマ話をしたところ、
先方の責任者に大笑いされたことを思い出しました。
「あなたも一人で大変だね」と。
大いに同情されて帰国しました。
国民の代表であるべき市議会で、共産党のプロパガンダが当たり前のように横行してしまうのは、
いったい何故なのでしょうか・・・。
(ご参考)今日の私の演説の概要は下記のとおりです。
アメリカ核性能実験抗議に反対討論.pdf(全文ダウンロード、pdfファイル186kb)