金正男さんがクアラ・ルンプールで暗殺されて、はや半年。
工作員4名は北朝鮮へ逃亡し、事件はいつのまにか有耶無耶です。
国際政治の闇は深い。

写真は東京新聞の五味洋治氏が5年ほど前に出版した書籍です。
故・金正男さんの驚きの素顔が描き出されていました。
ここまで書いたら、さすがに殺されるかもしれない。
今更ながら衝撃の一冊でした。
Amazonで一円で売られていますので、ご興味あればご一読を。
(上の写真にリンクを張ってあります)

さて、今日は久しぶりに国会中継をネットで見て、驚きました。
答弁席に立つ安倍総理の姿が、すっかり生気を失っているように見えたのです。

24日午後の衆院予算委員会集中審議で答弁する安倍総理

答弁中は目が泳ぎ、言葉は滑舌悪くしどろもどろ。
これまで自信満々で国政を采配されてきた安倍総理と同じ方とは思えません。
いったい何が起きたのでしょうか。

難題山積の中、加計問題で野党が騒ぐ理由がいまだに私には分からないのですが、
国会で民主党は鬼の首を取るかの如く、威圧的な態度で執拗に総理に畳み掛け、
総理はヨレヨレの面持ちで防戦一方という風情に見えます。
たぶん安倍総理はひどくお疲れなのでしょう。

よく考えて見れば、安倍政権の五年間で実はあまり大した結果が残っていません。
内政は異次元の金融緩和で企業業績だけは持ち直したものの、デフレ脱却の道筋は見えず、
個人消費は伸び悩み、結果的に日銀に莫大な国債が残っただけ。
外政は中国、ロシア、朝鮮と近隣諸国にコケにされたまま、為す術なし。
核ミサイルが飛んできても机の下に隠れるしかない、国防の悲しい現実も分かりました。

国民保護ホームページより。ラヂオとブラウン管テレビが時代を感じさせる

そして、安倍総理の命題である憲法改正について。
憲法9条から加憲や非常事態、教育無償化まで論点が定まりません。
こんな状態で国民投票で圧倒的支持が得られるとは到底思えない。
選択肢が増えれば議論は拡散し、答えが見えなくなります。

とにかく自衛隊を憲法に書き込む
この一点に絞って国民の理解を訴えてほしい。
命を賭ける自衛官が共産党員にバカにされ、肩身の狭い思いをしているのです。
こんな人達に・・・。

そして安倍総理もう一つのレゾン・デートルである拉致被害者救出問題
ストックホルム合意では北朝鮮に賠償支援を約束し、外務省は厳しい批判を浴びました。
それから3年たっても案の定、北朝鮮からはナシのつぶて。
その一方ではミサイルで世界を恫喝し、実の弟まで公開処刑する残虐ぶり。
この現実を鑑みれば、憲法9条では国民を守れないことは誰の目にも明らかです。

このまま、囚われの国民を北朝鮮で野垂れ死にさせるのか?
それとも国家の威信を掛けて国民を救い出すのか?
もし、これができるとしたら、それは我が国の最後の砦・自衛隊しかないわけですが、
その決断ができるのは最高指揮官たる総理大臣だけです。

しかし、靖国神社を参拝すらしない総理に、そんな甘い期待は無理なのでしょう。
ぬるま湯に浸かりきった平和ボケ日本の悲しい現実です。