今週から北海道知事選挙が始まりました。
明日(3月29日)には札幌市長選挙が始まります。
市議選はいよいよ来週金曜日(4月3日)がスタートです。
国民が本当の主権者になる、久しぶりのチャンスが訪れました。

サラリーマンは選挙に出るべし

さて、4年前の市議選の当時、私はまだサラリーマンとして在職中でした。
民主党のひどい暴政に耐えかねて、立候補を思い立ったのです。
この時の試みの一つが、「ポケットマネーで選挙に出よう」ということ。
予算を100万円と決めて、選挙活動に挑戦しました。
カバンも看板も地盤もナシ。
それでも当選できるという実証実験を成功させたかったのです。
2期目を目指す今回は、さらなるローコスト化を目指す考えです。

4年前の選挙事務所。みんなの党の為書きが並んでいる

4年前、丘珠空港近くに設けた選挙事務所。みんなの党の為書きが並んでいる

「選挙はお金がかかる」

モノの本を読むと「市議で最低数百万円」とか「国会議員では数千万円」などと選挙費用について書いてあります。
こんなにおカネがかかるのでは、普通の国民は立候補できませんね。
しかし、日本の選挙は「公営選挙」と言って、公費補助の仕組みがあります。
おカネを掛けずとも平等に選挙に出られることを目指しているのです。
過去の流儀にこだわらず、有権者に想いが届けられれば勝算は見えてきます。
いまは無党派の市民が圧倒的に多く、政党の基礎票は知れています。
ここ数年でインターネットもすっかり普及しました。
会社員や経営者として普通のビジネス感覚を持った人が、大勢で議会に入れば、政治の世界はぐっと変わるのではないでしょうか。
政治家が職業として固定化した、いまの風潮を変える必要を痛感します。

なぜ選挙はおカネがかかるのか

前回の選挙の経験では、もっともコストがかかるのが事務所と人件費です。
今回は現職なので市議会議員としての事務所があります。
しかし、議員としての政務活動費(公費)を使っているため、この事務所で選挙活動はできません。
公私の峻別をするために、私費で別の部屋を借りることにしました。
気の早い陣営では選挙の半年前から事務所を構える場合もあるようですが、その分の家賃と人件費がかかります。
私は期間を絞って、投票日の前の1ヶ月間だけ小さな部屋を借りることにしました。
多くの皆さまの応援で先日、無事に事務所開きを行うことが出来ました。

3月13日に開かれた事務所開き。決意表明する金子

3月13日に開かれた事務所開き。決意表明する金子

選挙ポスターは公費が支給される

選挙ポスターは一定額までは印刷費が公費で支給されます。
知名度の乏しい候補には大変ありがたい仕組みです。
ただし、選挙区内の掲示板にポスターを貼る作業は各陣営に任されています。
労働組合など組織の応援があって一斉に掲示板に貼りだせる候補は良いのです。
しかし、そうでない陣営は一枚一枚貼っていくと、かなりの負担がかかります。
選挙が始まっても掲示板になかなかポスターが貼りだされない候補は、陣営に力がないとバレてしまいます。
ここは一気にポスターを貼りだす作業が求められます。

慣れないスタジオ撮影で緊張する金子

慣れないスタジオ撮影で緊張する金子

選挙カーも公費負担がある

選挙が始まると街のあちこちで一斉に走り回る選挙カーも、実は公費の補助があります。
「うるさい選挙カーになぜ補助が必要なのか」とお考えの方も多いと思います。
公職選挙法の決まりで、選挙期間中は活動に厳しい制約が課せられています。
選挙カーで走っている間は、連呼しか法律で認められていないのです。
政策を訴えたいときは、クルマを停めて、所定の標識を掲げないといけません。
こうした古い選挙制度の見直しが必要です。
私の事務所では、なるべく音量を絞って迷惑にならない選挙運動に努めるつもりです。
今回の選挙カーはジャンボタクシーにマグネット看板を貼り付ける仕組みを考えています。
コストは10万円以内で収まる見込みです。

選挙カーのイメージ図。法律の決まりで画像処理しています。

選挙カーのイメージ図。法律の決まりで画像処理しています。

立候補書類の作成も負担が大きい

選挙戦が始まる「公示日」とは立候補届を選管に提出する日のことです。
立候補届けが受理されないと、選挙運動を始めることができません。
すこしでも早く運動を始めようと、各陣営は受付の順番を争ってくじを引きに並びます。
くじでせっかく早く受け付けてもらっても、足りない書類があると選挙が始められないので、
事前に書類をチェックしてもらうシステムになっています。

東区役所内にある選挙管理委員会事務所。能吏の書類チェックは厳しい。

東区役所内にある選挙管理委員会事務所。能吏の書類チェックは厳しい。

かなりの枚数の提出書類があり、すべてOKが出ないと公示日に立候補を受け付けて
もらえません。
選管のチェックは重箱の隅を突付くようで、書類作成に慣れていないと苦労します。
役所OBのボランティアに手伝ってもらえれば、有利なのかもしれません。

「公示日には選挙の勝負が決まっている」

こんな言い伝えがあるといいます。
投票日ではなく、選挙が始まる公示日にはすでに結果が出ているというのです。
候補者の力と、候補を支える陣営の総合力が示される選挙戦となります。
まもなく市議選の公示となりますが、確かにここまで長い道のりでした。
取りも直さず、有権者は普段の仕事ぶりで評価を決めているということかもしれません。