2016年のアメリカ大統領選挙はトランプ氏の薄氷を踏む勝利に終わりました。
最初に共和党の予備選候補として登場したときは異色の泡沫候補扱いでした。
それがあれよあれよ、といううちに有力候補にのし上がり、ついには大統領に・・・。
選挙は水ものと言いますが、やはり結果は蓋を開けてみないと分からないものです。
トランプ氏は実業家を経て70歳からの大統領への挑戦。
不屈のチャレンジ精神には大いに驚嘆させられます。
トランプ氏の歯に衣着せぬ毒舌と型破りなキャラはすでに知られたところですが、
日本の今後とそして北海道にはどんな影響があるでしょうか。
同氏の公式ホームページの政策集から勝手に分析してみたいと思います。

最強のアメリカを創る。トランプ氏公式ホームページより

「最強のアメリカを創る」トランプ氏公式ホームページより

上記の写真では、「アメリカが強くなれば世界は平和になる」と訴えています。
トランプ氏はオバマ政権の政策をほぼ全否定しています。
この考えから経済面では保護貿易政策を取るものと見られます。
その結果、いま日本政府が目指すTPPはご破産になります。
おそらく円高ドル安シフトや対日輸出推進など、TPPではなく日米の二国間協定により、
かねてから属国扱いの日本にさらに厳しい圧力を掛けることが予想されます。
対米輸出の減少も相まって日本経済全体にはマイナスとなりそうです。
円高政策は消費者にはプラスの一方で北海道の生産者にはマイナスと考えられます。

ドナルド氏公式ホームページより

「国境こそが国家の所以だ」トランプ氏公式ホームページより

一方で外交・軍事面ではタカ派色を全面に打ち出しています。
オバマ政権下で削減された軍事力を再拡充し、中国との融和路線も見直すようです。
退役軍人の待遇見直しにも取り組むようです。
またメキシコ等の移民流入に制限を課し、自国民の雇用と安全を守るとしています。
この考え方は、不法残留外国人の黙認政策を取る我が国も見習うべきでしょう。
トランプ氏の主張にナショナリストとのレッテルを貼るメディアが多かったようですが、
これは正論だからこそ有権者の支持が得られたわけです。
誰もが思っているけど批判を恐れて声に出せない正論は身近にもあるものです。
無理が通れば道理が引っ込む世の中で、叩けば叩くほど磨かれる同氏の類まれなる弁舌と
サイレント・マジョリティーの声を上手にまとめる政治手腕は大いに模範になるものです。

いずれにしても2017年からのトランプ政権では予測不可能な政策転換が見込まれます。
我が国にも黒船級のショックであることは疑いありません。
私自身も先日46歳になって人生半分終わったと思っていましたが、まだまだこれからだと
改めて思った米大統領選でした。