今日は財政市民委員会が開かれました。
補正予算や西2丁目地下通路に関する疑惑の審議のあと、アイヌ官製談合に関する
報告が行われました。

平成27年2月20日札幌市議会財政市民委員会の委員席。一番左が金子。写真提供:やまと新聞社

平成27年2月20日札幌市議会財政市民委員会の委員席。一番左が金子。写真提供:やまと新聞社

今日の市議会で配布された資料は昨年12月25日の記者発表と全く同じものでした。

zaishi270220a

札幌市、ついに容疑者を道警に告発へ

ひとつだけ違う点がありました。
それは「内部調査の結果、職員による入札情報漏洩の疑いが強まった」として、
道警に刑事告発する方針を市民生活部長が明らかにしたのです。
昨年の決算特別委員会では容疑を全面否認したアイヌ官製談合。
これが今日は一転、容疑がシロからクロとなりました。
札幌市役所には残念ながら自浄能力がありません。
問題は新たな局面に入り、ついに司直の手に委ねられることになりました。

今日の市議会の説明では、官製談合は平成15年当初から続いていたとのこと。
平成15年といえば上田市長が就任した年で、かれこれ12年間続く談合です。
歴代何人の札幌市職員が汚職に手を染めてきたことでしょうか。
昨夏、私がエセアイヌ団体からの圧力に負けて議員辞職していたら、この問題は
明るみに出ることがなく、官製談合はいまも闇の中で続いていたはずです。

市長の責任

普段は財政市民委員会には局長以下の幹部しか出席しません。

しかしこの問題は市長の関与の可能性があると考え、私は市長の出席を求めました。
疑惑の渦中の「クルーズ」という出版社から上田市長が著書を出している問題は
既に本ブログでも指摘した通りです。
その後、市民団体から出された監査請求で驚きの新情報が判明しました。
それは
・上田市長の政治団体がクルーズに印刷を発注していること
・クルーズの歴代3人の社長と上田市長が旧知の仲であること
という内容でした。
市民団体の調査力、恐るべしです。

参考リンク:官製談合を許さない@札幌市民の会ホームページ

 

監査請求で明らかになったこれらの事実について、説明を求めたところ、
上田市長は
確かにクルーズから一冊出版しているが、それだけの関係だ
クルーズという出版社の名前もよく知らなかった
選挙のチラシを印刷した会社はクルーズだが、私は指示していない
などと、同社との関係を一切否定しました。

仮にチラシ制作を指示してないとしても、汚職の疑いがかかった企業と
市役所のトップが深く関わっていた道義的責任はないのでしょうか。

上田市長に事件の真相を質す金子、写真提供:やまと新聞社

上田市長に事件の真相を質す金子、写真提供:やまと新聞社

私のもとには札幌市職員から匿名の手紙が届いています。
それは、「トカゲのしっぽ切りはやめてほしい」との内容です。
私利私欲を図ったわけではない
上司の指示に従っただけなのに、なぜ末端だけ処分されるのか
くやしい
と書いてありました。
おそらく、官製談合にかかわった職員の筆によるものでしょう。
市長は官製談合との関与を全面的に否定する一方で、現場の職員は悲鳴を
あげています。

「私は関係ない!」

・組織の長が責任を認めなければ、現場が責任をかぶることになる。
・貴方の答弁からは12年間の談合の責任がうかがえない
・談合業者と関係があるのは上田市長ただ一人
・市の損害を償う意味で退職金を一部返上してはどうか。
こう噛んで含めるように私は上田市長を諭しました。

しかしこれを聞いた上田市長は、
私は関係ない!
札幌市の被害額は分からない
などと激昂して延々自説を反論します。

色をなして金子に答弁する上田市長、写真提供:やまと新聞社

色をなして金子に答弁する上田市長、写真提供:やまと新聞社

ピースウオークやNPOのボランティア経験を披露した上に、しまいには
どうせ、これもブログに書くのでしょう
と、私を皮肉る始末。
弁護士だけあって、さすが保身と自己弁護は巧みな方だと感じました。

いまから二十年くらい前、山一證券が経営破たんしたとき、野澤正平社長が
社員は悪くありません。私ら経営者が悪いんです
と泣きながら頭を下げ、社員をかばったシーンをふと思い出しました。
こんな方が市長だったら、どれだけ札幌は良い街になったことでしょうか。

本日マスコミのテレビ取材ナシ

今日の委員会の冒頭で、市民まちづくり局長以下(市長のぞく)札幌市幹部が
勢ぞろいで頭を深々と下げて「誠に申し訳ありません」と謝罪しました。

議会で陳謝する札幌市幹部。左が池田市民まちづくり局長。写真提供:やまと新聞社

議会で陳謝する札幌市幹部。左が池田市民まちづくり局長。写真提供:やまと新聞社

テレビ的に使える光景なのに、道内マスコミのカメラは入っていませんでした。
財政市民委員会は議会のインターネット中継もありません。
しかし、国会記者会のやまと新聞のカメラが取材に来ていました。
札幌の事件だというのに、東京のメディアの方が感度が優れているようです。
一時間以上ある長尺の動画ですが、ぜひご覧ください。
番組後半に上田市長の激昂シーンが映っています。

(動画提供:やまと新聞社)

それにしても今日の質疑の模様は本当に筆舌に尽くしがたいものでした。
クルーズ社のアイヌ官製談合に関する市議会での追及はこれにて終了。
今後の捜査は専門家の北海道警察に任せるつもりです。
しかし、札幌市役所の無駄遣いはこれだけではありません。
私の追及は、まだこれからも続きます。