札幌市教育委員会は3月13日付で教職員の不祥事を2件発表しました。
最近は不祥事の発表が少なくなったと思っていたのですが、今回は重大な不祥事です。

1.酒気帯び運転による人身事故

被処分者 東白石中学校 教諭   33歳 男性
処分内容 免職
事案概要 平成26年7月5日(土)、被処分者は午後9時頃から、焼酎の水割りを大きめのグラスで3杯(計1,200~1,500ml)ほど飲んだ後、友人宅に向かうため車で自宅を出発した。
被処分者は午前1時18分頃、中央区南3条西11丁目付近道路において、前方で信号待ちのため停車していた男性が運転する普通乗用自動車に衝突する人身事故を起こし、加療約1週間を要する頚部挫傷等の傷害を負わせた。その場で基準値を超えるアルコール(呼気1リットルあたり0.3mg)が検知され、酒気帯び運転のため、中央署に逮捕された。
なお、本件は平成27年2月、道路交通法違反及び過失運転致傷により起訴され、罰金60万円の略式命令が下されている。

2.体罰事故

被処分者 札苗中学校 教諭 男性 40歳代
処分内容 減給2月(給料の10分の1)
事案概要 平成26年10月29日(水)6校時、あらかじめ注意していた事項を守らなかった被害生徒に対し、強い指導が必要であると考え、被害生徒の机の天板前面を両手で強く押した結果、被害生徒の腹部にぶつかった。
その後、被処分者は、被害生徒の胸のあたりを両手で突き、胸ぐらを両手でつかみ、上下に揺らし、頬を右平手で1回たたいた。

主張:問題教師の氏名を公表すべきだ

いまから4年前、市議になって学校の先生が毎月のように懲戒処分を受けていることを知りました。
不祥事の内容はわいせつ、窃盗、飲酒運転、体罰など枚挙に暇がありません。
しかし、市教委発表は処分内容だけで、問題教師の氏名は絶対に公表されないのです。
先生の職は組合の手で大切に守られていて、多少の不祥事では懲戒処分までは下されません。
たまに重大犯が摘発されても、いつのまにか転勤先の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています。
おぞましい事件はウヤムヤで、知らぬは親と子供だけという構図です。
先生を選ぶことができない子供が不憫でなりません。

「先生」と名の通り、教師は子供の模範であるべきです。
それなのに札幌市内の教職員でこれだけ多数の懲戒処分が発生している。
これは、学校の先生の道徳意識や規律が緩んでいる証拠としか思えません。
私は議会でこの問題を何度も取り上げてきました。
しかし、教育委員会は四の五の屁理屈を述べるだけ。
恐ろしい凶悪犯にも、形式的な処分でお茶を濁すだけです。
プライバシーを理由に、問題教師の氏名は明かされることがありません。
懲戒処分を受けた先生は、きちんとその氏名と事実を保護者に公表すべきです。
こんな最低限の情報公開を行わないと、子供を安心して学校に預けることができません。
実際のところは、圧倒的に大多数の先生は子供たちのために真面目に勤務しています。
札幌の先生方の名誉と尊厳を守るためにも、札幌市教育委員会は懲戒処分のあり方を
根本から見なおす必要があります。

蛇足:

実は飲酒運転の先生は、昨年夏に交通事故を起こした時点で警察が氏名を公表しています。
それでも札幌市教委は先生の氏名を公表しないのです。
市教委が守りたいのは先生なのか?
それとも生徒なのか?
ここまでかたくなな姿勢はいったいなぜ?
もしや市教委は組合になにか弱みでも握られているのか、と邪推せざるを得ません。