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アイヌ施策に関するツイートについて

「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と記した私のツイートについて、それぞれの立場から多数のご意見をいただいています。
「レイシスト」「ネット右翼」「議員辞めろ」などと批判する電話もありました。
本日、複数の報道機関から電話取材を受けたこともあり、本ブログで改めてきちんと
私の考え方をご説明したいと思います。

我が国では戸籍や住民票へ「アイヌ」との表記はありません。
「アイヌ」を法的に証明する根拠が現行法にないのです。
また日本という一つの国で同じ教育を受け、同じ言葉、同じ法制度で生活する中で
アイヌであることをわざわざ証明する必要もないのが現状です。
しかしいま、ことさら「アイヌ」を声高に主張する一部の方には別の目的があるものと思われるものがあります。
それは「アイヌ」を名乗ることで、行政からの便益(メリット)を獲得するということです。
札幌市や北海道は「アイヌ」の方に住宅新築資金の低利貸し付けをはじめ、奨学金、運転免許の取得補助、アイヌ協会への補助金などさまざまな支援を行っています。

どうしてアイヌだと運転免許取得の補助金がもらえるのか?
・住宅ローンが1%以下で借りられる時代に、なぜ市から住宅ローンを借りるのか?
不思議に思いませんか?
ご想像の通り、アイヌ新築住宅貸し付けはその多くが焦げ付いています。
担保をきちんと取っていないため回収できず、返済が滞ってもただ督促状を送るだけです。
奨学金の不正受給の問題なども市議会、道議会でも度々指摘されています。
それではそもそも、「アイヌ」であることはどうやって証明しているのでしょうか。
驚いたことに、北海道アイヌ協会が「アイヌである」と証明書を出すことで、補助が受けられる仕組みなのです。

北海道アイヌ協会の判断の根拠は、
  • アイヌの血を受け継いでいると思われる人
  • 婚姻・養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる人
などとなっています。
「思われる」とはつまり「自称」「推定」を認める客観性の乏しい仕組みです。
さらに婚姻・養子だと日本人なのに、アイヌとしておカネがもらえるのです。
北海道アイヌ協会が認めないと、本当に純粋なアイヌでも補助が受けられない。
北海道以外に住んでいるアイヌの方はどうなるのか。
実におかしな仕組みだと思いませんか。
その「アイヌ」の証明を担う「財)北海道アイヌ協会」自体が度重なる不正経理で問題を
起こしており、残念ながら公正な団体とは言えません。
札幌市が北海道アイヌ協会札幌支部に委託して建て替えたアイヌ文化交流センターのポンチセも不審火を巡るトラブルに端を発し、茅の調達などいまだにもめています。
これらの支援制度が国民の税金でまかなわれている以上、納税者の立場から是正を求めるのが議員の職務だと私は思っています。

アイヌについて石器時代から今日に至るまでさまざまな歴史的資料が示されています。
先住民族か否かの問題はここでは触れませんが、明治時代の北海道旧土人保護法以来、アイヌの方々にはご労苦があったでしょうし、私もアイヌ文化や歴史を否定するものではありません。
私が問題としたいのはアイヌを称する利権の問題であり、これについてこれまでも議会で指摘してきましたし、今後も問題提起を続けていくつもりです。
私のツイートに賛否それぞれの立場から多くの意見が寄せられましたが、古くからあるこの問題がいま頃話題になるのは、「さわらぬ神にたたりなし」とばかり、事なかれ主義で政治と行政が安易な公金支出を重ねてきた結果だと思います。
まさに従軍慰安婦問題とも共通する事象ではないでしょうか。
限りある財源を国家の未来に有効に使うために、政治家としての勇気も問われています。

コメント

  1. 言い訳の前に、まず「ごめんなさい」
    幼稚園で習う事
    そんな人として基本中の基本である事すら
    まともにできない人間に対しての報酬を
    税金から支出している事の方が
    よっぽど無駄使いであり
    財政を圧迫しているのでは?
    それとも御自分の発言に一切の非は無いとでも
    お思いですか?
    それならそれで大問題です
    見識が浅すぎます
    少なくとも我々の税金から報酬を得て働くに
    相応しい人物とは思えません

  2. まず、当該の「アイヌ民族なんて、いまはもういない」という発言は事実誤認に基づいたものなのですから、きちんと撤回し謝罪の言葉を述べることが必要なのではないでしょうか。このブログ記事ではそれがなく、あくまで「アイヌ民族はいない」という主張を撤回されていないように思えますが、その主張は現在でも変わらないと解釈してもよろしいでしょうか?だとすれば次回は金子先生に投票することができません。
    その上で、北海道アイヌ協会や「アイヌ」認定が持つ問題点を論理的に指摘することは大変重要と思われます。このブログ記事でも、問題を抱えていることは十分伝わってきますから、引き続き頑張っていただきたいと応援しています。
    ただし、民族問題と協会や利権の問題は別物ということをよくご認識されなければいけません。
    「表現力」という言葉をツイッターで使われていますね。残念ながら、先生の今回の言葉の裏には、アイヌ民族に対する差別感情(おそらく、不当な利益を享受していると考えることからくる嫌悪感も含めてなのでしょうが)が見え隠れしているように思われます。心の中では誰を嫌悪差別しようが構いませんが、そのような態度を明らかにしてしまうことは議員はじめとする公人としては命取りだということ、もう少し認識された方がよいでしょう。
    取り急ぎブログのコメントとして残させていただきます。直接お会いした時にでもまたお話ししましょう。

  3. この主張を要約して、「アイヌはいない」になるのはおかしい。
    ちゃんと考えてるならもう少し違う書き方があるでしょう。
    法律や制度の穴だけを見過ぎて、アイヌの方々への配慮が疎かになっているのでは?

  4. 「アイヌはもういない。」と言う発言は、差別的で不見識。
    特定利権団体と戦う事と、アイヌ民族問題は別で有るべき。
    そう遠くない過去においてアイヌ差別があった事も事実だし、
    アイヌの土地を奪取して北海道が成立している事も事実。
    その辺の認識が極めて少ないのではなかろうか?
    多分、貴方の様な方は、アメリカで土地を奪取されたインディアンやイヌイットには同情を示されるのだろう。
    同じ事が貴方の居る北海道で起こっていた事に思いを馳せてべき。
    アイヌ民族の存在と文化は尊重されるべき物で、
    それは、我々が正月に神社に初詣に行くのと同様に真摯なもの。
    アイヌが少数であろうと、その尊厳は変わらない。
    議員ならば、そこに住む人の思いや歴史に謙虚であるべきだ。

  5. あなたにとっては、差別される様な所に生まれてきても一緒の教育を受けて同じように生活しているんだから文句なんて無いだろ。という論法にしか読めないね。議員やめた方が良い。

  6. 「アイヌ民族なんて、いまはもういない」
    まず、この発言を訂正、謝罪することからはじまませんか。
    あなたの弁明はアイヌがいることが前提となっており、矛盾も甚だしいです。
    議員として失格です。

  7. 日本の議員先生って阿呆ばかりなのね 呆れ

  8. ご自身で書かれているように、このような公正でない差別的団体に
    つけ入る隙を与えてしまったのは非常に残念です。

  9. 議員のプロフィールを拝見すると、兵庫県の出身とのこと。
    ならば、在日朝鮮人や同和問題等と、ある種同質で非常にデリケートな問題であることは
    ご承知のはず(これはその地域に生まれ育たないと実感できない難しさがある)。
    デリケートだから発言するなと言っているのではない、制度の問題なのになぜ「アイヌ民族はもういない」という言葉に変わるのか。上記釈明を読んでもまったく理解できない。
    アイヌの存在が制度の問題を生んでいるかのごとくの発言(その指向をお持ちだからでしょう)にあきれるばかりだ。
    放送局勤務経験があってもその辺の感度は研鑚されなかったようだ。

  10. あなたの考えはわかりました。
    ただ、世間を騒がせたこと、アイヌの血を引く方に言葉足らずで不快な思いをさせた事をまずしっかりと詫びる事が先決ではないのでしょうか?
    議員としての貴方のこれまでの活動は知りませんが、自分を正論と言う部分ばかりを全面にされる貴方の姿勢を見る限りでも、貴方の議員としての力量も知れると思います。
    常に様々な角度から物事を見れる広い視野、思いやりの心を持ってこそ
    市民の代表としての考えが出来るのではないでしょうか。
    貴方が問題とすること以前にご自分の言葉で不快な思いをされた方へ詫びる事、基本的な事が出来ない人間が人の上に立てるものではないと思います。

  11. アイヌ混血の方とお会いになったことがありますか?
    古い写真などご覧になったことがありますか?
    血筋の濃い方ほど、特徴があります。
    不見識にもほどがあります。

  12. 札幌市民で且つ教育の現場にいるものとして、アイヌがいないという表現は馬鹿げている。
    議員辞職してください。

  13. アイヌと言われる人は、室町時代に北海道に移住してきた人と言われる。
    そして、コロポックルと言われる先住民を根絶やしにしたらしい。
    本当なのだろうかと様々なアイヌ史を見ると、いつ北海道にやってきたのか、記述が無いのだ。不思議なことに。
    さて、今回の金子市議の発言には敬意を表する。
    この問題は、公に議論すべきである。
    過去、差別被害を声高に主張し、相手を糾弾する団体のやり口は、ネットで明らかにされてきた通りである。
    そのやり口には、違法行為も多々見られる。そのような行為が再発されないことを祈る。
    そもそも、我が国においては、自力救済は許されていないのだ。たとえ、差別発言だったとしても、その発言者に石を投げて良いわけではない。まして、言論の自由、思想信条の自由を容易に侵害して良いということもありえない。
    先日のまんだらけというお店での、万引き犯の顔写真公開の問題が記憶に新しい。結局顔写真公開を断念したように、我が国においては、たとえ、犯罪行為をしたものといえども、その権利を侵害することは認められていない。
    金子市議が、今回の発言によって、地位や名誉、財産を、僅かでも失うようなことが無い事を切に願う。

  14. 私の祖母はアイヌ人です。
    私自身も相当な差別を受けました。
    ただし、本土に移り住んだ事で補助金その他の助成など受けた事もありませんし、存在すら知りませんでした。
    世の中にそのような人もいるのです。
    在日朝鮮人の方々もそうですが、相当な差別は受けたはずです。
    だからと言ってお金をくれとか補助しろなんて一言も言っていません。
    決めたのは国、政府です。
    あなたが異論を発言するなら、直接国や政府に言ってください。
    私たち当人からすれば傷口に塩を塗られる思いです。

  15. 定説では、日本人は縄文人から派生して、アイヌ人は寒冷地に適応し、琉球人は亜熱帯地に適応し、和人(弥生人)は温暖地に適応した体質に変化した民族だと云う事です。
    もちろん、それぞれの近隣諸国との混血も進んだと思いますが、元来同じ日本民族です。その証拠に、みな正直で騙され易い事が挙げられます。
    琉球人・和人・アイヌ人の見かけの違いを利用して、日本の分断を図る勢力が利権を貪っているのではないでしょうか。
    しかし金子市議同様、アイヌ文化や琉球文化は日本文化の一つの地域文化として、大切に保護継承する事は大切だと思います。

  16. 自らをアイヌと称することによって不当な利益を得ている人間がいる、という主張はよくわかりました。
    しかし、その事実をもってしてもやはり「アイヌ民族なんて、いまはもういない」との発言は間違っているのではないでしょうか。
    また、
    「また日本という一つの国で同じ教育を受け、同じ言葉、同じ法制度で生活する中でアイヌであることをわざわざ証明する必要もないのが現状です。しかしいま、ことさら「アイヌ」を声高に主張する方々には別の目的があるものと思わざるを得ません。」
    とのご発言ですが、ご自分の出自やアイデンティティについても、法や公的サービス的に影響がないのなら無視されたりなかったものにされても問題がないとお考えでしょうか。

  17. 投稿後1時間もせずに削除ですか…さすが自民党、言論統制が徹底していますね(笑)

  18. 金子市議は東京出身でアイヌのことなど何も知らぬ。何も分からぬ本州右翼がアイヌ利権と騒ぐ。アイヌが幕府側に立って北辺防備に協力してくれたから、日本はロシア領とならずにすんだ。アイヌが江戸末期、ロシアに味方していたら北海道どころか本州全域がロシア領となっていたであろう。そのアイヌに向かって利権屋呼ばわりするとは何事であろうか?恥を知れ、残飯豚保守よ、アイヌ利権を非難するなら、本来払うべき借地料数兆円を払ってからにせよ。
    本来なら、北海道の借地料を払わなければならないものを、与えたものは差別である。アイヌ利権が悪いなどと言っているが、そのアイヌが何千年も暮らしてきた北海道から石炭、魚、農地化などで収奪してきたのが倭人である。アイヌ利権を非難するなら同時に本州資本による北海道利権も非難せよ。
    http://blog.livedoor.jp/giranbarek・・・/archives/51162640.html
    帝国政府声明文 安濃豊-戦勝国は日本だった : アイヌ民族について  その1

  19. あなたをレイシストなどと言って指弾するつもりはありません。ただ、
    >また日本という一つの国で同じ教育を受け、同じ言葉、同じ法制度で生活する中で
    アイヌであることをわざわざ証明する必要もないのが現状です。
    >明治時代の北海道旧土人保護法以来、アイヌの方々にはご労苦があったでしょうし、私もアイヌ文化や歴史を否定するものではありません。
    この2つの表現があなたの中で矛盾せずに同居するのはなぜでしょうか?
    これは政治家としてのあなたの二枚舌か、あるいは権力の同化政策がマイノリティに与える苦痛に対する無知なのでしょう。その両方なのかも知れません。
    いずれにせよ、アイヌの関連団体の不正経理に絡めてアイヌ民族を「利権集団」であるかのように侮辱するあなたの政治家としての野卑さ、底の浅さが暴露されています。
    即刻、議員を辞職することをお勧めします。

  20. 筋道が通っていますね ”号泣”会見するかと心配しておりました(泣)