5月17日から3日間の予定で開かれた、第2回
臨時市議会が本日閉会しました。
今回のテーマは、すでにお知らせしたとおり、
主に震災による札幌市内の経済的被害への緊急
対策を図るものでした。
細かい部分では若干の異議があるものの、
基本的な方向で早急に進めるべきとの考え方
から、私は提案に賛成いたしました。
今日の議会ですべての議案が可決成立しました。
ところで今回、初めての議会で気づいたことが
あります。
市長から提案される議案は、予算金額だけであり、
予算成立後の事業の実施内容は、すべて市側に
一任される仕組みになっています。
議員は議会で内容を質問したり、要望を述べたり
することはできますが、実施内容にかかわる事は
できません。
予算の金額の積算根拠を尋ねても、数ページの
概要資料が開示されるだけで、詳細は明らかに
されず、事実上、議案にイエスかノーかを述べる
だけが議員の役割になっています。
たとえば、ある事業に500万の予算を付けたとして、
その予算を有効に使うかどうかはすべて市長側の
判断にゆだねられているのです。
予算が500万円が適当なのか、それとももっと安く
できる事業なのか、詳細が市から開示されないので、
私も判断にも困ってしまう状態です。
また市長側が、不適当な業者に発注したり、誤った
方向で事業を進めたとしても、年度内にこれを
ストップさせる手立てが議員にはありません。
地方自治法では、議員にはそのような権限が与え
られていないのです。
これは困りました。
私は選挙期間中、「税金の無駄遣いを止めさせる」
と訴えてきたものの、このままでは無駄遣いを事前に
止めさせる方法がほとんどない状態です。
そもそも私は一人会派の野党なので、影響力は
当初から限られているのですが、市長側の与党議員
でも、行政執行に直接関与できないという意味では
ほぼ同じ状態だと思われます。
地方議会の二元代表制の構造的欠陥です。
年度末の決算後に、予算の執行が正しかったかを
議会で検証することはできるのですが、もし無駄遣い
されてしまったら、後の祭りです。
今回の予算はすべて可決されましたが、本当に正しく
執行されているか、一議員として今後もしつこく目を
光らせていきたいと思っています。