今日は札幌市農業支援センターを訪れました。
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(写真は札幌市ホームページよりお借りしました)
「札幌市で農業」というとあまりなじみが無いような気がしますが、意外にも
市内にまだ300戸以上の専業農家が残っていて、都市型の農業を目指して
頑張っているそうです。
札幌市農業支援センターは、札幌市東区のさとらんどの一角にあります。
さとらんどへはよく家族で訪れるため、農業支援センターの看板を見て
いったいどんなことをやっているのだろう、とずっと思っていたのですが、
「百聞は一見にしかず」ということで今日お邪魔させていただきました。
施設は屋内と屋外に分かれています。
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写真右がセンター長さん、左がお話を聞いている小生です。
施設の現状や札幌市内の農業が抱える問題などをじっくり伺いました。
座学の後は施設内を見学。
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屋内は事務室とバイオ実験室、大会議室、などがあります。
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実験室には豊富な機材が整備されています。
しかし予算不足で機材が老朽化してきているのが悩みだそうです。
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こちらの培養室では、札幌のブランドイチゴとして売り出し中の「サトホロ」を
育てています。
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ここで培養した「サトホロ」の株分けして農家で育ててもらうそうです。
次の屋外の施設です。
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こちらは、「枠試験ほ場」といって、枠の中で別々の品種を育てて比較するため
のものだそうです。
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コンクリートの枠が地下深くまで埋め込まれているので、隣で植えた作物と
混ざることがないということです。
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花卉温室ではすでにきれいなお花が咲き乱れていました。
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こちらはイチゴ苗「サトホロ」の育苗をしているところ。
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こちらは、札幌だけでとれる幻のタマネギ「札幌黄(さっぽろき)」の種を
ハウスのなかで育てているところです。
栽培が難しく、種を取るために2年かかるとのことでした。
これを市内の農家に分けて生産してもらいます。
札幌黄(さっぽろき)は甘くて生でもおいしく食べられます。
札幌市内以外では手に入りにくいかもしれませんが、見かけたらぜひ
ご賞味ください。
札幌市農業支援センターは札幌市内とは思えないほど豊かな自然の中に
あり、農業関連の研究実験だけでは無く、「さっぽろ農学校」という市民向け
の農業講座も開講しています。
専修コースでは、農業家を目指す数十名が集い、専門家から農業技術を
指導してもらっているそうです。
農業は厳しい価格競争のもとで後継者難が深刻な問題となっていますが、
新たな農業の担い手を育てる取り組みはとても大切なことです。
おいしい食べ物があって初めて市民の食卓に幸せが訪れます。
普段は札幌市政の無駄遣いを批判している小生ですが、今日はいつもと
違います。
むしろ反対にこういう地道な事業こそが公共が力を入れて担うべきであり
もっと力を入れるべき仕事ではないかと思いました。
しかし、実際は残念ながら予算、人員とも年々削減されているそうです。