本日、上田市長から私の手元に届いた文書質問への答弁書によると、札幌市職員など
公務員の親族が多数、生活保護を受給していることが分かりました。


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                                          (平成24年10月11日付、札幌市長答弁書より)


                           
これは、今年4月から8月までの5か月間に生活保護を新たに受給開始した
約1000世帯のなかで、親子兄弟など扶養家族に公務員がいる世帯がいないか
を札幌市に調査依頼したものです。
今日届いた答弁書によると、札幌市職員5名をはじめ、北海道職員、国家公務員
など合計48世帯が該当していたということです。
概算ですが、新規受給世帯の約5%(=48/1000)が公務員親族という計算になります。
公務員の中には検察庁、国税庁の職員までいることが分かり、札幌市役所以外
の公務員にも、「家族の絆」という日本人の美徳・伝統とは正反対の「自分勝手」
(=モラル低下)が広がっている実態がうかがえます。
またこの調査は、あくまで本年5ヶ月間に受給開始した世帯に対象を絞って調べた
だけですので、5万世帯を超える札幌市保護受給世帯全部を調べたら、さらに
大勢の公務員が見つかる可能性があります。
私は当初、全体調査を依頼する予定だったのですが、札幌市担当局との事前協議で、
「全体調査には相当の時間がかかる」との申し出を受け、忙しい保護福祉担当者の
負担を考えて今回の文書質問では、あえて対象期間を短期間に絞りましたが、
それでもこれだけ多数のケースが見つかったことには本当に驚きました。
だいたい今年の4月には売れっ子芸能人の親が生活保護を受けていた事実が
明らかになり社会問題になったばかりというのに、その後もヌケヌケと公務員親族が
生活保護を申請しているというのも、通常で考えられない神経です。
問題の48世帯それぞれに事情はあるのだと思います。
しかしもし仮に、法律や制度を良く知っている公務員がその知識を利用して親族に
生活保護を受給させている例があるとすれば、生活保護制度への国民の信頼を
大きく揺るがす問題になりかねません。
札幌市では、市民が本当に困っているのに職員に窓口で門前払いされて保護を
受けられず、孤立死するという衝撃的な事件が起きたばかりです。
今後も引き続き、事態の全容解明と問題の是正に取り組んでいきます。

(10月17日追記)その後、新聞各紙でも報道されています。
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