静岡空港を拠点に新千歳など全国でリージョナルジェット(小型ジェット機)を運航する
フジドリームエアラインズ(FDA)が今夏、丘珠空港での試験飛行を計画していることが
分かりました。
FDAから札幌市役所へ入った連絡によると、7月7日(日)に小牧(名古屋)発丘珠行きの
テストフライトを旅客を乗せずに一往復運航する計画です。
FDAが運航する航空機はブラジル・エンブラエル社製の約80人乗り最新型ジェットです。
丘珠空港は滑走路長が1500Mと短いため、これまでジェット機の運航は困難とされて
いて、このクラスの商用ジェット機が飛来するのは初めてです。
丘珠空港は2011年にエアーニッポンが撤退してからは、古いプロペラ機で道内路線を
運航する北海道エアーシステム(HAC)1社だけが細々と営業している状態で、急激な
乗客減が空港会社の経営も圧迫しています。
そのHACも重大インシデントや相次ぐ欠航で経営難に陥って昨年から北海道主導で
経営再建の途上にあり、このままでは丘珠空港自体が旅客空港としてはいずれ廃港
となる可能性すら指摘されています。
都心までわずか6キロと世界でも有数の好立地にある丘珠空港をこのまま無策で
廃港にするのはあまりにもったいないと思います。
丘珠空港は近隣に住宅地が密集し、かつて騒音問題が取りざたされたことから、市も
政治も「地域住民の反対が強い」の一点張りでこの十数年間この問題を事実上放置
してきました。
私は2年前の選挙では、あえて丘珠空港のジェット化を起爆剤とした地域経済の活性化を
争点として訴えて多くの支持をいただき、丘珠空港のジェット化には反対だけではなく
賛成の声も少なからずあることを示しました。
私は一札幌市民として今回のFDA社のテストフライトを心より歓迎します。
またこれを計画された関係の方々のご努力にも敬意を表します。
空港周辺や離着陸進入路直下では現在でもHACや陸自ヘリの騒音はありますが、
7月7日にはFDAの飛行機の騒音がどの程度のものか、ぜひ多くの市民の皆様にも
体感していただければと思います。
市民の理解と関心が高まれば、本州との定期便就航の可能性が出てきます。
これまで車で行ける北海道内にしか路線が飛んでいなかった丘珠空港が、これから
日本全国各地へ飛ぶようになれば、きっと市民の空の玄関口と感じられるようになる
はずです。