明日4月3日から全国で統一地方選挙が始まります。
地方議員は国会議員と違って数が多いので、「誰がどんな議員か分からない」と言われます。
マスコミに登場する地方議員は不祥事ばかりで、その仕事ぶりが報道されることはあまりありません。
「いったい、誰に投票したら良いのかよく分からない」というのが率直なところでしょう。
最近はインターネットで積極的に情報発信する議員も増えてきています。
そんな議員はネットで情報収集できますが、いまだにネットとは縁遠い議員も少なくありません。

選挙は現職議員の仕事ぶりをチェックする絶好の機会

4年に一度の選挙は有権者が現職議員の仕事ぶりをチェックして、通信簿を付ける貴重な機会です。
今日は、そんな議員の仕事ぶりをネットで簡単に調べることができる方法をご紹介します。
札幌市議会を例にご紹介しますが、全国どこの市町村でも同じ方法で調べられます。
その方法とは、議会の議事録をネット検索するというものです。
手順を4つに分けて説明します。

手順1 札幌市議会のホームページを開く

まず、札幌市議会のホームページを開きます。
googleに「札幌市議会」と入れて検索するか、下記のアドレスを直接入力します。
札幌市議会アドレス:http://www.city.sapporo.jp/gikai/

すると、こちらの市議会トップページが開きます。

札幌市議会ホームページから「会議録検索システム」を選択する

札幌市議会ホームページから「会議録検索システム」を選択する

手順2 「会議録検索システム」を選択

市議会のトップページから、右下の方にある「会議録検索システム」を選択します。
すると、これまでの市議会での発言を検索できるシステムの画面に移ります。
これは実は札幌市が会議録作成を業務委託している会社のホームページです。
全国の大多数の議会がこの会社のシステムを使っています。

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手順3 簡易検索を選択

見慣れない画面だと思いますが、ここは左側の「簡易検索」のボタンをクリックします。
すると、下記の検索画面が開きます。

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手順4 議員の名前を入れて「検索」

この検索画面で選択する項目が4つあります。
(1)発言種別 → 「質問者」だけにチェック。その他にチェックは外します。
(2)会議種別 → 選択できるすべての項目にチェックを入れます。
(3)検索語 → 仕事をチェックしたい議員の名前を入力します。
(例)金子、やすゆき
(4)検索実行 → これまでの3項目の入力が終わったら「検索実行」ボタンを押します。

すると、「○○件の日程がヒットしました」と検索結果が表示されます。
金子の場合は104件の検索結果が現れます。
その下に、ずらずらと発言した委員会と日にちが表示されています。
例えば、一番上にある「平成26年代一部決算特別委員会、10月07日−02号」をクリックすると、
こちらの議事録の画面が開きます。

議会での質問の全文が表示される

議会での質問の全文が表示される

これは議会事務局がまとめた速記録です。
画面の左側が議員と答弁者の氏名、画面の右側には発言の全文が表示されています。
この日は市内の温泉企業がお客から集めた入湯税を納税せず、市も黙認していた問題を追及しました。

議事録に議員の仕事ぶりが現れる

議員は有権者を代表して議会で議決権を行使します。
公の議会での発言は全文が速記され、議事録として記録されます。
議員の力の源は議会での発言にあると言っても過言ではありません。
役人にとって、公開の議会で問題を指摘されるのがもっとも緊張感の走る場面だからです。
もし仮に議員が問題に気づかず、質問すらしなかったら、市政の問題は闇に埋もれてしまいます。
先日私が指摘したアイヌ官製談合も、12年間だれも気づかず密かに続けられていたものです。

さて、札幌市議会には68人の議員がいます。
ひとりひとりの名前を入れていくと、それぞれの個性が浮かび上がってきます。
何期も続けているベテラン議員では数百件も質問している方もいます。
もちろん、発言回数が多ければ良いというものではなく、その中身も重要です。
ただ言いっぱなしではなく、市民に役立つ答弁を引き出すのが議員に求められる力だからです。
明日の地方選告示から投票日までの約1週間。
お近くの議員が普段どんな発言を議会でしているか、ぜひ議事録をチェックしてみてください。