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3/19予算委員会 PMF財団の巨額ヘソクリ、隠蔽体質を追及

PMFというのは、「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」の略称で、毎年
初夏に札幌の芸術の森やキタラなどで開かれるクラシック音楽コンサートの
ことを指します。
欧米から著名な音楽家を札幌に招き、ギャラと高級ホテル、航空券、食事など
すべて札幌市負担で、若き音楽家のタマゴを教育してもらいます。
この若きタマゴをPMFでは「アカデミー生」というのですが、このアカデミー生も
授業料すべてタダ、さらに海外から札幌までの航空券、札幌での食事、ホテル
など全部が札幌市負担という実にバブリーな事業です。
問題なのはアカデミー生は日本人よりヨーロッパ、アメリカ人などがずっと多く、
とくに札幌市出身者はわずかしかいないということです。
アカデミー生を集めるために、財団職員が1ヶ月も掛けて世界の十数都市で
出張オーディションを行います。
どうして借金まみれの札幌市が裕福な欧米人の講師と生徒を札幌に集めて
教育してあげなければいけないのか、かねてから私は疑問に思っていました。
この事業はチケット売り上げが年間約6千万円、一方で経費が10倍以上の
約6億円というメチャクチャな経営で毎年5億円以上の赤字が出ています。
この赤字を埋めるために、民間企業からの協賛金約3億円の他に札幌市が
毎年2億円弱の補助金と派遣職員4名を出して支援しています。
もうかれこれ20年以上続いているPMFですが、最近不人気が加速しているようで
企業協賛金は毎年減っていて、入場客、チケット売り上げも毎年減っています。
普通だったら、どこかで経営が行き詰まって事業が中止になるはずですが、
札幌市は上田市長が「財団法人PMF組織委員会(以下PMF財団)の理事長に
なって丸抱えで税金で支えているため、つぶれません。
それどころか、私が財団の財務諸表を取り寄せてじっくり分析したところ、去年、
今年とどこかに1千万円以上を寄付していることがで分かりました。
今日の議会で質問したところ、
 「被災地に楽器を送る『こどもの音楽再生基金』などに寄付しています」
との答弁なのですが、この『こどもの音楽再生基金』というのを調べたところ、
上田市長と脱原発でお友達の坂本龍一さんが発起人になっている法人格のない
組織です。
被災地への寄付と銘打ってお友達に花を持たせるのは良いのですが、そのまえに
PMF自身の赤字を解消するのが先ではないでしょうか。
超赤字経営で補助金をもらってなんとか成り立っている身なのに、ヨソに寄付して
自分だけカッコを付けるのは順番が違います。
さらに驚くのが、PMF財団は補助金をもらいながらここ数年間、5~6千万円の
ヘソクリ(内部留保)を毎年コツコツと貯めていることです。
今日の議会でこの理由を尋ねたところ、
 「近年入場客や企業協賛金が減少傾向で将来の事業継続に不安があるため、
 実は毎年度末の決算剰余金を積み立てているのです」
と説明しました。
しかし、札幌市から受け取った2億円弱の補助金が年度末に何千万円も余って
ヘソクリを貯められるという仕組みはおかしくないでしょうか?
補助金の金額が多すぎることは明らかで、余ったら市に返すべきです。
PMFに貯まったヘソクリの累計額は私の試算では3億円以上に上ります。
理事者は言を左右にしてヘソクリの事実を認めないのですが、貸借対照表を
見れば財務の知識がある人には明らかです。
しかもこれらはもとはといえば札幌市民の税金なのです。
このような闇に包まれた経理の実態を解明するため、私はPMF財団に経理書類の
調査を先日申し入れたところ、PMF財団事務局長(札幌市派遣職員)に
「情報公開規定により市民には公開できません」と断られました。
わたしは「それじゃあ、情報公開規定とはどんな規定ですか? 」と尋ねたところ、
「規定は財団の内部規定なのでそれもお見せできません」とまたもや断られました。
PMF財団は札幌市が出資者で毎年多額の補助金を出しているのに、市民には
経理の数字どころか、「規定」すら公開できないというのです。
これでは情報公開規定ではなく、情報非公開規定です。
ここまでして、なにをPMF財団は隠したいのでしょうか?
きっと巨額のヘソクリや無駄遣いを市民に暴かれるが怖いのだと私は思います。
今日は議会にPMF財団の理事長である上田市長を呼んで、このPMF財団の
秘密主義、隠蔽体質の問題への認識を尋ねました。
しかし、いつもは能弁な上田氏が今日はなぜか寡黙で、
「状況を見ながら適切に検討していきます」など意味の分からない答弁を繰り返しました。
上田市長が大好きな市民自治の考え方からは市民への情報公開は基本中の基本、
市民への説明責任は「イロハのイ」のはずです。
私が、
「答弁は普段の市長のお考えと矛盾しますよね」
「PMF財団のトップとして責任を自覚すべきではありませんか」
とたたみかけたところ、最後には口をへの字に曲げて退席していきました。
痛いところを突かれて気分が悪いのは分かりますが、事実を指摘されてただヘソを
曲げるのでは子どもと一緒です。
大きな札幌市役所という組織を預かる「市長」として、間違いは間違いと受け止めて
適切に是正してもらわなければ最後に困るのは市民です。
「この人が市長では札幌はダメになる」と今日の議会では改めて思いました。


次の議会日程のお知らせ
3月22日(金)午後1時~ 第1部予算特別委員会(こども未来局)
3月26日(火)午後1時~ 第1部予算特別委員会(討論、採決)
3月28日(木)午後1時~ 本会議(平成25年度予算の討論、採決)

コメント

  1. ニューエラ 偽物

  2. 私は23年前東京で第1回PMFの演奏会を聴き、バーンスタイン最期の公演に感激しました。20年前転職し札幌に住み、毎年PMFを聴き続けています。今年も1回目の演奏会から最後の演奏会まで、アカデミー生のアンサンブルが見事になっていく過程には感動しました。世界に誇れるPMFは是非続けて欲しいと思います。
    先ずはPMFオーケストラの成長を知るために、1回目から4回目の演奏は聴いてください。札幌在住の若者が、アメリカやヨーロッパの才能ある集団に入ることが出来るだけでも素晴らしいじゃないですか。
    このような催しだから民間企業も3億円も寄付を出すのです。PMFのためにムーティー、ハイティンク、ゲルギエフ、エッシェンバッハ、テイルソン・トーマスといった世界の一流指揮者が札幌に長期滞在してくれたのです。このような人たちは、PMFがなければ札幌市民と触れ合うことがなかったかもしれません。

  3. 「札幌国際芸術祭2014」
    反原発コラボ札幌上田市長&坂本龍一
    坂本龍一氏の素性を調べると米国から要監視の噂
    来年2014年は札幌市政に激震の可能性があると予告しておきます。

  4. 久しぶりにPMFの有害性を指摘したコメントを読みましたね。
    私は発足当時から開催反対意思表明をしてましたが、何事にも勢いのいい時があって、いつしか「市民がこぞってクラシック音楽かぶれ」を起しているような雰囲気がありました。そんな上り調子のときに何かを言っても寒いだけですから、みな黙ってしまって今日に至っていると思ってます。
    金子さんが仰るとおり、「借金まみれの札幌市」が継続することではありませんよ。
    市長はシャンソンがお好きで、シャンソンのコンサートにゲスト出演を頼まれるほどの美声の持ち主だそうですが、市役所ロビーコンサートでは、演奏中(私の2度の出演時とも)にチャラチャラとお客さんに愛想を振りまく「マナー音痴」でもあります。ロビーコンサートには市長が顔を出すな。空気が騒ぐ。
    クラシック音楽など(私もやってますが)、市民の2%ほどしか愛好者のいない音楽ジャンルです。
    PMFは、仮に続ける意義があるとしても4年に1回で充分。

  5. 仮にすべてのアカデミー生が札幌在住の若者であったなら、私もこの財団の存在に意義を唱えるつもりはありません。百歩譲って開催が海外の若者の為になるのなら、あくまで札幌の支援を前面に出す前提であれば反対まではしないでしょう。
    しかし、この事実はいったいなんですか?
    身近に居る苦しむ人を差し置いて外に支援の目を向ける人間は、たんに良いところを見せたいだけの偽善者……とは、確かマザー・テレサの言葉だったように記憶しております。
    浅学で無神論者の私でも理解できる、分かりやすい言葉でした。
    坂本某さんが札幌市民の暮らしを良くしてくれるわけではありません。
    被災した子ども達のすべてが楽器を欲していたわけでもないでしょう。
    即刻、余剰分を全額返還していただきたいです。
    件の団体に流れた資金が巡り巡って、ゆめゆめ市長の皮下脂肪を増やしてはいないでしょうね?
    すみません。揶揄が過ぎました。
    あまり言うまい。言うまい。深夜に黒づくめの男が現れては困ります。

  6. いやぁ・・・なんというか・・・
    文化を作っていくには、それ相応の出費も必要でしょうが
    基本、この方々には、経営という観点が皆無なのでは?
    普通の企業では考えられませんね。
    市民の大半が興味もない(失礼!)期待していない事業に税金を
    湯水のごとくつぎ込む・・・
    市長の市民目線ってなんなんでしょう?

  7. 今までの追及の中で最も素晴らしいと思います。

  8. 金子さん ナイス!!です
    ここ 最良のポイントです 見つけましたね 頑張りましょう!

  9. 札幌市役所は北海道no 1の上場企業です。その社長が上田ですが、勘違いも甚だしい。大いに反省すべき。トップがこうだから下の人間は推して知るべし。