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渋谷区公認通販サイトが違法営業、税金を区長のお友達に横流し。【令和3年第3回定例会(9月)一般質問】

渋谷区議会・一般質問

令和3年9月15日の本会議で、渋谷区公認ECモール『シブヤ・ファミリーセール』に関する数々の疑惑についてハセベ区長本人に厳しく問いただしました。
コロナ名目でクラウドファンディングで全国から集めた4千万円と 区民の税金1億円も使った事業なのに公私混同も良いところです。
お友達の言いなりになって税金1億円を投じて適当なショッピングサイトを作ったものの、大失敗に終わりました。
大した騒ぎにもならず事件は忘れ去られようとしていますが、 こんなデタラメが許されるのでしょうか。

以下は区議会事務局がまとめた議事録です。

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 私は、渋谷区公認ファッション通販サイトSHIBUYA FAMILY SALEについて、7点お尋ねをいたします。

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(1)渋谷区公認ECモールを「公認」した基準について[区長]

 昨年10月にオープンしたこの通販サイトは、YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング実行委員会を通じて、区民の税金1億円を原資に制作費2,730万円を投じたということであります。
初年度は100店舗の出店、取扱高3億円と高い目標を掲げていましたが、今年7月の総務委員会報告によると、実際にはまだ34店舗、開業以来のこれまでの売上げは僅か1,279万円しかなかったとのことであります。
これではサイト制作費の半分も回収できておりません。売上げ1,200万に対して広告費だけでも800万もかかっていて、その他の経費や商品仕入れ原価も引けば、真っ赤っかの大赤字であります。官製ビジネスとしてはまれに見る大失敗ではないでしょうか。
 ここで区長にお尋ねします。
 渋谷区公認ファッション通販サイトの「公認」とは、一体どういう意味でしょうか。区がECモールの品質を保証すると考えてよいのですか。具体的にどのような基準で公認をしているのか、公認権は誰にあるのか、公認プロセスの議事録はあるのかお伺いをいたします。

(2)2730万円で製作したECモールが大赤字の現状について[区長]

 そして、多額の税金を投じてつくったECモールが大赤字の状況と原因について、どう考えていらっしゃいますか。
これがコロナ禍に苦しむファッション産業の助けになっていると区長はお考えでしょうか。
失敗の反省と、今後これをどう立て直すつもりかお伺いいたします。

(3)株式会社ワンオーを事業者に選定した経緯について[区長]

 次に、事業者選定理由について伺います。
 SHIBUYA FAMILY SALEを実際に運営する会社は、クラウドファンディング実行委員会や渋谷未来デザインではなく、神宮前六丁目にある株式会社ワンオーという会社であることが我が会派の調査で分かりました。
渋谷区民の税金でつくったECモールなのに、その運営者がワンオーという1民間企業になっているのはなぜでしょうか。売上金が渋谷区ではなくワンオーの金庫に貯まっていく構図には疑問が感じられます。
 コロナ禍で日本中が苦しむ中で集まった善意のクラウドファンディングのお金だからこそ、公平・公正に事業者を公募すべきだったのではなかったでしょうか。
数ある事業者の中からなぜワンオーを特命で、決め打ちで選んだのか、その理由を説明してください。

(4)ECモール自体への疑念について[区長]

 さらに、ECモール自体への疑念もあります。
区民の税金でつくったECモールは、今後ワンオーが無償で引き継ぐということです。補助金でつくったモールが1民間企業にこっそり無償で譲渡されるのは納得ができません。これではワンオーに補助金を与えただけではないでしょうか。知的財産権の譲渡についてどのように権利処理をしたのか、ワンオーから償却資産税など税務上の申告がきちんと行われているのか、そもそもサイト制作費2,730万円は適正なのか、制作費の積算根拠はどうなっているのか説明してください。

(5)景品表示法違反の疑いについて[区長]

 さらに、SHIBUYA FAMILY SALEには景品表示法違反の疑いがあります。
 サイトのトップ画面には「渋谷区公認のファッション通販サイト」「いつでも最大90%OFF!」こう書いてあって、一見すると大変お得のように見せかけています。しかし、これが本当にいつでも最大90%オフなのか検証してみたいと思います。
   (タブレット画像提示)

これはSHIBUYA FAMILY SALEのページですけれども、SHIPSのTシャツ、「\4,950」に斜線が引っ張ってあって「\1,980 ON SALE 60%OFF」と書いてあります。
一見するとお得に見えますけれども、同じもの、調べてみるとAmazonやZOZOTOWNや楽天など、その他多くの通販サイトで売られていました。
 例えば、これ。
これは近所、渋谷のマルイさんのページでは1,980円で普通に売られています。
ここに「割引」という表記はありません。
つまり、SHIBUYA FAMILY SALEの60%という表記では、うそではないでしょうか。

中にはメーカー自身が公式サイトで同じ価格で売っていたり、いや、ほかにはもっと安く売られているものまであります。
例えば、これです。
SHIPSのスタンドカラーコート、2万6,400円が50%オフの1万3,200円と書いてあります。

一見するとお買い得ですね。
最近めっきり寒くなってきましたので、私もポチっと買おうと思うぐらいなんですけれども、
しかし、よく調べてみると、ほかのサイトでもっと安く売っていることが分かりました。
例えばこれ。
Amazonの通販サイトですけども、SHIBUYA FAMILY SALE、1万3,200円と同じものが7,920円で売られています。
50%オフという表記は消費者を欺くものではないでしょうか。


その上「いつでも最大90%オフ」と言いながら、90%オフの品物は本日現在発見することはできませんでした。
いつでも最大90%の宣伝はうそではないでしょうか。
いわゆる二重価格表示として景品表示法第5条第2号に違反し、最大2年の懲役など重い罰則が科せられる可能性があります。

そもそもSHIBUYA FAMILY SALEは、シーズン遅れや中古品などメーカー希望価格で売れなかった売れ残りを売っているだけで、オフプライスでも期間限定セールでもないわけですから、消費者保護の観点から、違法な二重価格表示はやめさせるべきではないでしょうか。

(6)古物営業法違反の疑いについて[区長]

 さらに、古物営業法違反の疑いも分かりました。
 SHIBUYA FAMILY SALEでは、こういった中古品のフリーマーケットをやっています。
しかし、フリーマーケットをやるためには古物商の許可が必要です。例えば、このページ。中古のTシャツを1,100円で売っています。
どこで仕入れたのか出所不明の中古品を無許可で販売することは、違法であります。
私が警察に確認したところ、SHIBUYA FAMILY SALEもこれを運営する株式会社ワンオーも公安委員会の許可を持っていないとの回答がありました。
それどころか、SHIBUYA FAMILY SALEのサイトには架空の古物商番号が掲載されていて、警察によると、これ自体が違法だということでありました。古物無許可営業は、3年以下の懲役または100万円以下の罰金と重い罪があります。

 ここでお尋ねいたします。
 渋谷区公認サイトが違法に営業している現実を区長はどうお考えになりますか。
渋谷区の名を汚す行為であり、サイト営業は停止させるべきではないでしょうか。
本プロジェクトに関わる職員を処分するとともに、関係者は警察へ自首させるべきではないでしょうか。

(7)長谷部区長の責任について[区長]

最後に、渋谷区は一体なぜ違法業者に事業を委託したのかと強い疑問を感じるわけであります。
これは単刀直入にお尋ねしますけれども、ワンオーの松井社長が長谷部区長のお友達だからではありませんか。
区長はワンオーの松井社長とこのECサイト開設について話し合ったことはありませんか。もしそうだとすれば区長自身に大きな責任があると思いますが、いかがでしょうか。
 以上7点の質問に区長の御答弁をお願いいたします。

区長(長谷部健) 答弁

れいわ渋谷、金子快之議員の一般質問にお答えします。
 まず、SHIBUYA FAMILY SALEの公認についてですが、公認については、地域や民間などによる取組について、取組の主体からの申出により、公益性があり区の施策の推進に寄与すると認められるものについて、区として間接的に協力するため、その都度判断をして公認を認めているものです。公認は取組について認めるもので、サイトの存在自体の公認をしますが、直接ECサイトで取り扱う物品の品質やブランドを保証するものではありません。
 公認をするに当たっては、区長までの1件ごとの決裁により意思決定をしています。
 また、議事録は作成していません

 次に、SHIBUYA FAMILY SALEの現状についてです。
 コロナ禍の厳しい現況において、大手から中小まで多くのファッションメーカーの参加を得て、参加ファッションブランド37ブランド、取扱件数約2,000件、総売上金額約1,400万円という成果を上げました。ECサイトの立ち上げには時間と労力がかかるものであり、短い期間では必ずしも収支的にプラスが生じるものとは限らず、そのために連携・協力していただいた関係者の御尽力には改めて敬意と感謝を申し上げたいと感じています。
 コロナ禍により大変厳しい状況にあるファッション産業において、受皿としてのECサイトがあることはファッション産業にとっても貴重な一助になるものと考えています。地域の多くの関係者の皆さんからも大きな一歩、一助になったとの声を伺っています。
 また、参加するブランドは現在も徐々に増えており、まだ続くと思われるコロナ禍の影響下において、現在もサイトの認知度を上げるための取組を継続しながら商品ラインナップの充実を図っていると聞いており、今後もECサイトを事業継承した事業者と連携しながらファッション産業の支援を継続していきたいと考えています。
 アパレル業界、ファッション業界ではコロナ禍におけるトラフィック減少による在庫過多で苦戦しているので、ECサイトの存在は、現在窮状を余儀なくされている業界にとって大きな意味があったと考えています。また、この取組は、アパレル業界が抱える在庫の大量廃棄、いわゆるファッションロスを少しでも減らし、環境負荷を低減させるという点でも大きな意味があるものだと考えています。

 次に、事業者を選定した経緯についてです。
 コロナ禍において厳しい状況にある産業を支援するための取組であるYOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディングで実現したECサイトは、まさに緊急事態における対応として、構想から一、二か月の短い期間でサイト開設を実現する必要がありました。他社のサイトに掲載することなども検討しましたが、渋谷区内のショップまたはメーカーに限定してサイトを運営できること、ショップ及びメーカーの手数料を通常よりも低く設定できることといった条件が合わず、自前でサイトを立ち上げることとなり、これらの内容を短期間で実現するノウハウを持つ事業者として、また、同様にファッション産業支援として取り組んだファッションショーと併せて依頼できることなどから、さらに、SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVALに実行委員として長年携わっており渋谷のファッション業界全体の支援にも実績のある株式会社ワンオーについて、複数の候補者との比較検討を経て選定したと認識しています。
 株式会社ワンオーは、2016年に設立されたファッションPRエージェンシーと報告を受けています。
 また、入札参加資格はありませんが、YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディングにおいて事務局を務めた渋谷未来デザインがやり取りをしており、渋谷区の入札参加資格は全く関係ないものと認識しています。

 次に、ECサイトの継承についてですが、ECサイトの構築については、実行委員会からの依頼により株式会社ワンオーがシステムの構築をしており、本年6月末に実行委員会が解散した後については、ECサイトの当初の目的であった出店障壁を下げたサービスを行い、過剰在庫を抱える小規模ショップから大手アパレルまでが出店することでリアルとデジタルを相互活用した新しい消費体験の提供と、街と人、需要と供給の持続可能な関係をつくり上げるという社会課題の解決に資する趣旨を踏まえて、株式会社ワンオーがECサイトを事業継承する内容で双方にて合意しています。
 知的財産権については、もともと実行委員会の依頼により制作されたサイトの運営を担っている株式会社ワンオーが今回のECサイトの事業を継承すること自体は、知的財産権の譲渡に該当しないため、権利処理は必要ないとの報告を受けています。また、株式会社ワンオーの税務上の申告等の処理も適正に行われているとの報告を受け、2,730万円の積算根拠も適正な見積りによるものであったと報告を受けています。

 次に、景品表示法についてです。
 景品表示法については、値引きの実態がないのに値引きを表示している販売などが違法行為とされており、SHIBUYA FAMILY SALEではもともとの価格、いわゆる定価から一定の値引きをしているので、景品表示法上の問題はなく、二重価格表示ではないとの報告を受けています。

 次に、古物営業法についてです。
 古物営業法の許可番号について株式会社ワンオーに確認したところ、事務処理上のミスにより、許可番号が取得されていなかったことが分かったとのことでした。具体的には、古物営業法の許可申請の手続のために司法書士とやり取りをしていた際に、司法書士が顧客とのメールを管理するためにメールに付番していた番号を口頭で伝えられ、それを許可番号と誤認してしまったということでした。
 また、現在、古物営業の許可申請を所管する警察からの指導を受け、申請手続を進めており、あわせて当面は古物営業法の手続が必要な古着屋からの販売委託の取扱いはやめているとの報告も受けており、古物営業法上の問題はないものと認識しています。
 したがって、サイトを閉鎖させる考えもありませんし、関係職員の処分や公認の取消しも考えていません。また、株式会社ワンオーを警察に自首させるべきとのことですが、事業者が現在、警察の指導に従って必要な対応をしているものと認識しており、そのことについて私から申し上げることはありません。

 最後に、私の責任についてです。
 株式会社ワンオー実行委員会と選定した経緯については、先ほど申し上げたとおりです。株式会社ワンオーについては、地元事業者として、その代表取締役を含めた経営メンバーのことはもともと存じ上げていますが、そのことと今回の事業選定とは関連性はありません。ファッション産業を支援するためのECサイトを含めたYOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディングは、渋谷区商店会連合会、渋谷区観光協会、渋谷区が連携・協力しながら渋谷未来デザインが事務局となって取り組んできたものであり、地域全体でコロナ禍において大きな打撃を受けた渋谷区内の各産業への支援を、その時点で求められる形で実現したものであります。
 今後も地域の力を結集して取り組むべき課題には、渋谷区長として、今回のような各方面の連携・協力が実現するよう働きかけることが責務でないかと考えています。
 以上、私からの答弁といたします。

金子快之 再質問1回目

 今、区長から答弁がありまして、古物営業法違反についてはお認めになりました
虚偽の番号をここに掲載して、違法に営業していたということは認めたわけです。
 残念ながら区長からきちんと答弁いただけなかった部分がありますので、4点、再質問をさせていただきます。
 1点目、区長はワンオーの松井社長とどういう関係ですかと、先ほど伺いました。この件について、ECサイト開設について区長は松井社長と話をしたことがありますかと先ほど質問しましたけど、答弁がありませんでした。お答えください。
     〔「したよ」の声あり〕

 このECサイト開設についてお話をしたことがありますかと、その質問に答えていただきたいと思います。
 それから、サイトの積算根拠ですね。2,730万円、適正だと事業者から聞いているということですけど、そうじゃなくて、区としてこれが適正かどうか調べていただきたいというふうに思っています。
 なぜかというと、このSHIBUYA FAMILY SALEのサイト、私、サイトのソースコードを分析してみました。そうすると、Shopifyという無料でECコマースが簡単に始められる汎用のサービスを使っているだけのように見えるわけです。2,730万もかかるように私には見えないんですけれども、きちんと調べていただけないでしょうか。イエスかノーかでお答えいただきたいと思います。

 それから3番目、二重価格表示。景品表示法違反でないと答弁がありました。
 これ、実は私、渋谷区消費者センターに参りまして、このページを見ていただいて「どうですか」と聞きましたところ、渋谷区消費者センターの相談員の方が
これは問題だ。明らかに二重価格表示です
と相談員の方が教えてくれました。いかがでしょうか、きちんとお答えいただきたいと思います。

 それから、古物違反の件ですね。
現状、古物の免許を持っていなく、これまで営業したこと、やめたとおっしゃっていましたけど、いつやめたんですか。私、先週の水曜日にこの質問通告を行いましたけれども、その後におやめになったのか、それとも私から質問をされる前に自ら気づいて営業をやめたのか、どっちでしょうか。
 また、現状でこういったフリーマーケット、今もこのサイトのですね、「フリーマーケット」と載っていて商品を売っているんですけれども、現状で古物営業法違反が続いていますけど、全然止めていないんじゃないかとその辺、疑問もあるんですけど、この辺いかがかと。
 計4点御質問させていただきますので、答弁お願いいたします。

区長(長谷部健) 再答弁

それでは、再質問に順次お答えします。
 松井氏との関係ということですけども、先ほども答えましたが、以前から当然知っております。表参道でも活動していましたし、様々な渋谷のファッションイベントをやっていましたので、私は存じ上げています。ただし、今回の選定の件とは無関係ということは、申し上げたとおりです。
 それと、2,730万円が適正かという話ですが、私どもは適正というふうに、報告を受けて考えています。
 あとは……、次が、景品表示法についてですけども、これについては定価からの金額を算定してパーセントを出しているということですので、問題ないというふうに先ほど答弁したとおりです。
 あとは古物商のところですけども、質問をしてから止めたのかということですけど、質問より前だというふうに聞いています。
 それと、現在は警察の指導を受けながらやっていますので、先ほども申し上げたとおり、そこの点について私から申し上げることはありません。
 以上です。

金子快之 再質問2回目

まず、古物の話ですね。
いつやめたのかということに対して、私が質問通告する前にやめたとおっしゃいますけれども、質問通告する日に私、警察、原宿署のほうに行って、原宿署の担当の刑事が「これは違反だ」というふうに言っているので、事実関係、この場でなくていいですから、どっちなのか、私から言われる前に自ら気づいてやめたのか、それとも私から質問通告を受けてこそこそと直したのかどっちか、これ調べてください。
 それから景品表示法違反の話も、これ、この場で答えが出ないんだったらきちんとしかるべきところに調べてもらいますけれども、間違いなく消費者センターの方はそう言っているんで、これ、消費者センター所管の部長さんか誰か、分からないですか。消費者センターの担当の方が上に上げるとおっしゃっていたので、それは分かると思いますけれども、まず。これ2点目ですね。
 それから3点目に、区長、松井社長とこのECサイトについて話したことないとおっしゃっていますけど、これ本当かな。
 松井社長、実は大変ですね、まめな方でいらっしゃって、自分のブログを公開していらっしゃるんですね。そのブログを見るとですね、ブログにはこう書いてあります。

これインタビュー記事なんですけども、松井社長ですね、クラウドファンディングの動きとは別に、休業明けの去年6月、長谷部区長に面会してファッション業界の窮状を伝えたと。区長には、ECサイトなど渋谷区のファッション事業者を盛り上げる手法を考えてほしいと言われたと。これ松井社長がインタビュー記事で答えております。WWDジャパンというサイトにこう書いております。
 また、松井社長自らのブログにも同じように、6月に長谷部区長からこう依頼を受けたと、それでその結果、自分はECはあまり分からないのでECに詳しい渋谷未来デザインの久保田さんと一緒に動いて、SHIBUYA FAMILY SALEを始めたと、こういうふうに書いていらっしゃるんですけども、若干思い違い、失礼ですけれども、ないでしょうか。
 区長は自ら松井社長に、ECなどファッション産業を盛り上げる手法を考えてほしいと言われたことはないですか。
 この3点、恐れ入りますが御答弁お願いいたします。

議長(斎藤竜一) 金子さん、1点目の古物のあれは、今、質問になっていないので、どういう形での質問か、もう一回ちょっと言ってもらえますか。

◆8番(金子快之) 調べてほしいと、時系列ですとか。先なのか後なのか……

○議長(斎藤竜一) では、それをちゃんと。

◆8番(金子快之) じゃ、もう一回補足しますけれども、古物の訂正したとおっしゃっていましたが、私が質問通告をした先週の水曜日より前に、事前に気がついて直したのか、そうじゃないのか--これは関係ないです。ごめんなさい--といった辺について含めて、3点お答えいただきたいと思います。
 よろしくお願いします。

区長(長谷部健)再々答弁

 金子議員の再々質問に答えます。
 まず最初の点についてですけども、先ほど答弁したことで大丈夫なんじゃないかなと思いますが、それ以上ちょっと分かりませんが、調べられるところは調べてみます。
 あとは消費者の、その担当の部長ということですけど、多分区民部になると思いますが、当然今すぐ答えられるようなものではないと思います。
 あと松井さんとの関係ですけども、私から言ったのではなくてですね、提案をいただいて、じゃ、やってみようというふうになったというふうに私は記憶しております。

金子快之 残り時間でまとめ

区長には、おおむね誠実に答弁いただいたというふうに思います。
分からない部分がもしある--かもしれませんので、きちんと調べていただきたいと思うわけであります。
 いつも私、本会議のこの場に立ちまして思うんですけれども、こうやって私の敬愛する、尊敬する長谷部区長をこうやって、毎回本会議で立つたびにその不祥事を責め立てるようなことばかり言っているような、大変私も心が痛むわけですけれども、どうしたものかと最近、考えたことがあります。
やっぱりですね、毎回のこの悪循環を少しでも前に改善するためにどうしたらいいのか、1つ区長に提案があるんです。
 それは何かというと、長谷部区長の周り、ひょっとしてイエスマンばかりなんじゃありませんか
私みたいに、たまにはこうやって苦言を呈する人、いないでしょうか。
前回の定例会では渋谷未来デザインが違法に電気通信事業を営んでいたという指摘をさせていただきました。そのときも、私が質問通告をしたらその質問通告を基に早速修正した、そして答弁の日には「もう直したので大丈夫です。問題ありません」とこういう形。今回の古物もそうですよね。
 こうやって物事を、新しいことを始めるのは大変尊いことです。新しいことを始めたら失敗もあります。しかし、始める前に1回誰か厳しいことを言う人の意見を求めたら、そういうブレーンがね、あったらいいんじゃないかと思うんですよ。必要があれば私、区議会議員の間はいつでも無償でアドバイス差し上げますし、私じゃなくても誰でもいい。イエスマンだけじゃなくて、もうちょっと厳しいことを言う人の意見、聞いたほうがいいんじゃないのかなということです。
 私もこうやって厳しいことを申し上げたのは、あくまで渋谷区政をきちんと適正にやってもらいたい、この気持ちだけでありまして、長谷部区長を誹謗中傷する意図は全くありませんので、引き続き応援しておりますので、是非この、厳しい言葉ですけども、しっかり受け止めていただきたいということをお願い申し上げて、私の質問を終わります。
 御清聴ありがとうございました。

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